ちから | |
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ぼうぎょ | |
すばやさ | |
かしこさ | |
からだ |
名前の由来 | 古代のつばさ |
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分類 | 竜盤目 獣脚亜目 アーケオプテリクス科 |
時代 | ジュラ紀後期 |
体の高さ | 30cm |
体の長さ | 50cm |
体重 | 500g |
食性 | 肉食 |
発掘地 | ドイツ南部 |
もくじ
始祖鳥(アーケオプテリクス)の3つの特徴
- 羽をもつ恐竜
- 羽をはばたかせて飛ぶよ!
- 小さなハンター
特徴1 羽をもつ恐竜
むかし恐竜はハ虫類に近く、鳥は別の生き物と考えられていた。しかしはじめて羽のあとが見つかったのが、この始祖鳥(アーケオプテリクス)!研究の新しい一歩となったんだ。
特徴2 羽をはばたかせて飛ぶよ!
皮ふのつばさですべるように飛ぶ、プテラノドンなどの翼竜とはちがい、始祖鳥(アーケオプテリクス)は羽ばたいて飛んだんだ!現代の鳥たちと同じだね。
特徴3 小さなハンター
は虫類と鳥類、どちらの特徴もあわせもった始祖鳥(アーケオプテリクス)。鳥のように飛びかかり、クチバシでつつく他に、三本の指で獲物を捕まえることができたんだ!
鳥は現代を生きる恐竜?!
長いあいだアーケオプテリクスは、その始祖鳥という名前のとおり、地球に初めてあらわれた鳥だと考えられていた。恐竜と鳥の分かれ目の生き物の登場に、見つけた人達はとても驚いたんだ。
しかし、2009年に中国で、もっと古い時代の羽毛をもった恐竜、トロオドンの化石を発見。鳥は恐竜、特にティラノサウルスのような肉食恐竜の仲間だとわかってきたんだよ。始祖鳥(アーケオプテリクス)もその一種なんだ。
それでも鳥は恐竜から進化したという証拠になる、重要な生き物ということに変わりはない!これからも研究に役立つにちがいない。
ひと目見たい!世界一美しい始祖鳥(アーケオプテリクス)の化石!
始祖鳥(アーケオプテリクス)の化石は羽の見える珍しい化石。ふつう化石として残るのは骨だけで、やわらかい羽は残らないよね。しかし始祖鳥(アーケオプテリクス)の化石には、羽毛のあとがうっすら映像のように残っているものが多いんだ!
これは始祖鳥(アーケオプテリクス)が住んでいた場所に理由があるよ。化石が見つかったドイツ南部は、むかしサンゴ礁に囲まれたあたたかい島だったんだ。水辺の泥は、つぶが粉のように細かくやわらかい。その泥にしずむことで、ねんどで型をとったかのように羽のりんかくが残ったんだよ。
一度見てみたいね!
始祖鳥(アーケオプテリクス)は飛べるの?飛べないの?
始祖鳥(アーケオプテリクス)は飛べたのか?これについては長いあいだ研究が続いているよ。飛ぶためには羽だけではなく、強い筋肉や、バランス感覚、視力が必要なんだ。
羽のかたちは現代の鳥たちとほとんど同じで、飛びやすい羽だったんだ。それに脳をみると視力やバランス感覚がよかったことが判明。つまり始祖鳥(アーケオプテリクス)は飛べた可能性がとても高い!
しかし胸の骨が小さく、翼をささえる筋肉が弱かったんだ。自由に飛び回ることは難しかっただろうね。だから羽ばたきながら走ったか、木の上からモモンガのように飛んだと考えられているよ。