今回はジュラシックパーク3に登場するケラトサウルスについて解説していくよ!
ケラトサウルスとアロサウルスは同じ時代に生きていたよく似た恐竜なんだよ。
アロサウルスの方が大きくて強いけど、お互い争いを避けるために別々の生息環境に分かれていたんだ。
詳しくは本文で解説していくね!
もくじ
ケラトサウルスはジュラシックパーク3に登場している!
映画『ジュラシックパーク3』を見たことがある人は、ケラトサウルスに見覚えがあるかもしれないね。ケラトサウルスは映画の中に一瞬だけ登場しているんだよ。
茂みの中から赤い恐竜がやってくる
恐竜に食べられた衛星電話を、グラント博士たちが糞の中から見つけ出したとき、茂みの中から赤い恐竜がやってくるね。これがケラトサウルスなんだ。
でも登場するのは一瞬だけ
ケラトサウルスはグラント博士たちを見つけて、襲ったりせずに引き返すので、この映画に出てくるのは本当に一瞬だけだったんだ。でも、とても印象的なシーンだね。
ちなみにゲーム『ジュラシックワールド』にも登場しているから、なじみ深いひともいるかもしれないね。
体長や体重などの大きさは?
次にケラトサウルスの体長や体重などの大きさを見てみよう!
体長は約6メートル
ケラトサウルスの体長は約6メートル。とても長いけれど、顔の高さはだいたい人間と同じくらいの高さなんだよ。だからもしもジュラシックパーク3のように実物に出会ってしまったら、意外と小さく感じるかもしれないね。
500〜1000キロもの重さがある
体重は様々な研究がされていて諸説あるんだけど、500〜1000キロもの重さがあると言われているんだ。
背面にこぶがあるんだよ。これはトカゲにある特徴だからイラストに描かれているのではなく、実際に化石からわかっていることなんだ。
ケラトサウルスの学名の意味について
ケラトサウルスの学名の意味は、ギリシア語からつけられたんだ。
「角を持つトカゲ」と言う意味
ギリシア語では
ケラトκέρατο/kerato=角
サウルスσαῦρος/sauros=トカゲ
つまり、「角を持つトカゲ」と言う意味になるんだ。
由来になった角は案外小さい
ケラトサウルスの名前の由来にもなった角は、案外小さなものなんだよ。これは攻撃のためのものではなく、防御のためのものでもないんだ。
求愛行動などで、自分をアピールするためのものだったのではないかと考えられているよ。
アロサウルスとの関係や違いについて
ケラトサウルスは、大型の恐竜、二本足で歩く獣脚類のひとつだよ。同じように体が大きい、二本足の恐竜にはアロサウルスがいるよね。
同じ時代を生きていた恐竜
化石が発掘された層から考えると、アロサウルスとケラトサウルスは同じ時代に生きていたんだ。
この二つの恐竜は、どちらも「ジフォドント歯」を持っているよ。この歯はのこぎりのようなギザギザがついていて、獲物に噛みつきやすいことが特徴なんだ。
噛みついて獲物を弱らせるほか、獲物を切ってしまうこともできるんだよ。つまりどちらも、肉食恐竜としてとても強かったことがと考えられるんだ。
アロサウルスの方が強くて大きい
アロサウルスとケラトサウルスは、どんな違いがあるんだろう?
まず違うのは、体の大きさ。アロサウルスの体長は9メートル前後で、個体によっては10メートルを超えるものもあったんだ。ケラトサウルスの体長は6〜7メートルだから、アロサウルスのほうが大きいね。
アロサウルスは大きな体を生かして、どんどん獲物を捕ることができるよ。だから、生態系の頂点に立っていたと考えられているんだ。
ケラトサウルスは同じ特徴を持っている肉食の恐竜だから、捕まえる獲物も同じような生き物になってくるんだ。ふたつの恐竜が同じ場所で同じ獲物を捕っていたら、獲物はすぐになくなってしまうよね。
どちらもとても強いから、もしもみつかったら自分が食べられてしまうというリスクもあったんだ。争いが起きればどちらかが絶滅してしまうかもしれなかったということだね。
生き残るために生息する場所を分けた
アロサウルスとケラトサウルスは、それぞれ違う生息環境に分かれていったんだ。
アロサウルスは大きな体を生かして、乾燥した広い場所で行動することになった。足が速いから、すぐに走って捕まえることができるよ。
ケラトサウルスは体が小さくて、茂みの中を動き回ることもできたから、水辺や茂みの近くにいたんだ。
こうやって別々の環境で生きることで、ケラトサウルスとアロサウルスは争いを避けたんだね。
このように生きる場所を分けて争いを避けることを「ニッチ分割」というんだよ。
まとめ:ジュラシックパーク3に一瞬だけ登場したツノ恐竜
ケラトサウルスについて、解説したよ。アロサウルスとの違いも分かってもらえたかな?
とても強い恐竜だったけど、工夫して生き延びようとしていたんだね。
- ジュラシックパーク3に一瞬だけ登場する
- 体長は約6メートル、体重は500〜1000キロ
- 学名の意味は「角のあるトカゲ」
- アロサウルスとよく似ていた
- 生きる場所を分けることで生き残ろうとした