ちから | |
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こうげき | |
ぼうぎょ | |
すばやさ | |
かしこさ | |
からだ |
名前の由来 | 2本の幹 |
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分類 | 竜脚形亜目ディプロドクス類 ディプロドクス科 |
時代 | ジュラ紀後期(約1億5,600万年前~1億4,400万年前) |
体の高さ | 3.7~5m |
体の長さ | 27~35m |
体重 | 最大20トン |
食性 | 植物食 |
発掘地 | アメリカ西部 |
もくじ
ディプロドクスの3つの特徴
- 尻尾は体の長さの半分もある
- とっても長~い首
- 意外と小さい頭
特徴1 尻尾は体の長さの半分もある
ディプロドクスの尻尾は細長くて鞭のようにしなる強力な武器。体の半分以上もある長い尻尾なので、体の長さだけならサウロポセイドンを超えるかもしれないね。
特徴2 とっても長~い首
ディプロドクスの首はとても長く、様々な方法で首を動かすことができたんだ。普段歩いているときや、立ったまま休んでいるときには、首を地面と平行に突き出す姿勢だったみたいなんだ。
特徴3 意外と小さい頭
ディプロドクスは鼻づらの長い頭骨で、目と目の間の少し上の方に鼻の穴があるんだ。しかも鼻の穴は一つだけだったんだよ。
ディプロドクスの武器は体の長さの半分もある尻尾
ディプロドクスは肉食恐竜に襲われたときには、この長い尻尾を武器に身を守ったと考えられているんだ。
ディプロドクスのお尻の筋肉はすごく発達していたので、尻尾を左右に振って、ものすごいスピードで尻尾を相手に当てたのかもしれないね。
空気を切り裂くようなヒュンという音がしたという研究者もいるくらいなんだよ。
ディプロドクスの歯は細長く鉛筆のようだった
ディプロドクスの歯は櫛(くし)や熊手のように、細長い鉛筆がたくさん並んだような形をしていたんだ。
また、アゴ全体ではなく口の前の部分にしか歯がなかったので、硬い植物を噛むのには向いてなかったと言われている。
この歯で樹皮を引きはがしたという研究者もいたし、熊手のような歯は、池や川で藻を取ったり、水底から貝をほじり出したりするのに役に立ったという研究者もいたんだ。
でも、今では樹木の枝から葉っぱや果実をもぎ取るのに、この歯を使っていたことが明らかになっているんだよ。
意外と短い前脚からわかる食生活
ディプロドクスの前脚はこのタイプの恐竜にしては珍しく短いんだ。
だから頭部も含めて、体の前の部分は比較的地面に近い位置にあって、背の低い植物も食べていたのではないかと考えられているんだ。
もちろん高い木の葉っぱを食べるために首を持ち上げることもできたんだけど、骨の構造から長いあいだ首を持ち上げた姿勢ではいられなかったと考えられているんだよ。