今回はエオラプトルの体長・体重などの大きさや学名の意味、特徴などについて解説していくよ。
エオラプトルは体長100〜150センチメートル、体重5〜15キログラムと推測される原始的な恐竜なんだ。
学名「エオラプトル・ルネンシス」の意味は「月の谷の夜明けの泥棒」なんだって。
最初は獣脚類だと思われていたんだけど、その後の研究により竜脚形類だということが分かったんだって。
詳しくは本文で説明していくね。
もくじ
エオラプトルの体長や体重などの大きさは?
エオラプトルは小さくて軽い恐竜だったんだ。
体長100〜150センチメートル、体重5〜15キログラムと推定
エオラプトルの大きさは体長100〜150センチメートル、体重5〜15キログラムと考えられているよ。
これ程までに体重が軽いのは骨の中が空洞になっているからなんだって。
三畳紀後期のアルゼンチンに生息していた
エオラプトルの化石は1991年に、アルゼンチン北西部のアンデス山脈にある三畳紀の地層から発見されたんだ。
当時のシカゴ大学の学生が化石を発見したそうだよ。
エオラプトルは全身に近い化石が見つかっているんだって。
エオラプトルの学名の意味について
次にエオラプトルの学名の意味について解説していくね!
正式な学名は「エオラプトル・ルネンシス」
エオラプトルの学名は「エオラプトル・ルネンシス」というんだ。
学名の意味は「月の谷の夜明けの泥棒」
属名である「エオラプトル」の意味は「夜明けの泥棒」という意味なんだ。
種小名の「ルネンシス」というのは「月の谷」という意味だそうだよ。
「月の谷」は有名な化石の発見地
「月の谷」というのはアルゼンチンにある、エオラプトルの化石が発見された場所のことだよ。
ここは地層が良く見えるようになっていて、その様子が月面のようだから「月の谷」という愛称がついたんだって。
エオラプトルの特徴について
最後にエオラプトルの生態や特徴について解説していくね。
「ラプトル」の名前をもつけれど竜脚形類
「ラプトル」といえばヴェロキラプトルのような肉食恐竜などを想像するよね?
でもエオラプトルは何と原始的な竜脚形類に分類されているんだ。
獣脚類にも似た見た目
エオラプトルは2足歩行で獣脚類にも似た見た目なんだ。
歯は鋭く先端がカーブしているものと、竜脚類の恐竜に見られる木の葉型のものが生えていたんだ。
分類が難しく、発見された当初は原始的な獣脚類と分類されたんだって。
けれどその後同時期に生息していたとされる「エオドロマエウス」という原始的な獣脚類の発見により、エオラプトルの分類を見直すことになったんだ。
そして2011年に前脚の指の形などから、エオラプトルは竜脚形類に分類されることになったんだよ。
ただこの時期の竜脚形類は歯の形から、草食性ではなく雑食性だったと考えられているんだ。
前脚は短く5本の指をもっていた
エオラプトルは前脚に5本もの指をもっていたんだ。
ただそのうちの2本はやや退化していたそうだよ。
後脚が長く、軽量なことから早く走ることが得意だったと考えられているんだ。
まとめ:エオラプトルは体長100〜150センチメートル、体重5〜15キログラムと推測される「月の谷の夜明けの泥棒」という意味の学名の竜脚形類
以上がエオラプトルの大きさや学名の意味、特徴についての解説だよ。
エオラプトルも三畳紀に生息した原始的な恐竜だけど、最も古い恐竜はどんなものだったんだろうね?
- エオラプトルは三畳紀後期のアルゼンチンに生息していた原始的な恐竜の一種
- 体長100〜150センチメートル、体重5〜15キログラムと推定
- 学名「エオラプトル・ルネンシス」の意味は属名が「夜明けの泥棒」種小名が「月の谷」
- エオラプトルの化石が発見された場所が「月の谷」と呼ばれているため、この種小名が付けられた
- 発見当初は獣脚類に分類されていたが、2011年に原始的な竜脚形類に再分類された