今回はクロノサウルスの学名の意味とモササウルスとの違いや特徴について解説していくよ!
学名の意味は「クロノスのとかげ」。クロノスっていうのはギリシャ神話に出てくる巨人族の神様なんだ!
クロノサウルスはモササウルスよりも小さいけど、首長竜の中では最大級の大きさなんだよ。
詳しくは本文を読んでね!
もくじ
クロノサウルスの学名の意味は?
学名はクロノサウルス(Kronosaurus)だよ。意味は「クロノスのトカゲ」だよ。
このクロノスって何だろう?
実はギリシャ神話に出てくる巨人族の神様なんだ!
大神ゼウスの父、クロノスは子供たちが力を持ち自分の立場がゆらぐことを恐れて、なんと子供たちを次々と丸呑みにして腹のなかに閉じ込めてしまった。という逸話があるんだ。
クロノサウルスはとても大きな顎で獲物を飲み込んでいたようだから、クロノスから名前をもらって付けられたんだね。
クロノサウルスの食べ物
魚も食べていたようだね。他にも、化石で見つかったクロノサウルスの胃袋からは、小型首長竜の骨やカメの甲羅も発見されたんだ。まさに海の中のハンターだね。
クロノサウルスとモササウルスの違いについて
まずクロノサウルスなんだけど、首長竜なんだ。でも首長竜に見えない気もするよね?
首が長いわけでもないし、どっしりとした身体の作りはモササウルスに似てる。
首長竜は2つの種類に分かれている
首長竜はエラスモサウルスのように「首が長くて頭が小さいグループ」と、「首が短くて頭が大きいグループ」に分かれているんだ!
クロノサウルスは2つ目のグループに入るね!クロノサウルスはこのグループの中で最大級の首長竜というわけなんだ!
モササウルスとの違いはどこ?
まずモササウルスと違うところは、モササウルスは首長竜の仲間ではなく、「爬虫類」だということ!
海に住む海棲(かいせい)大型爬虫類なんだ。
大きさの差はどのくらい?
さっき、首長竜の「首が長くないグループ」でクロノサウルスは最大級の大きさだと解説したよね!けど、モササウルスはもっともっと大きいんだ!
その大きさは約18メートルと言われていて、これは標準サイズのホオジロザメの約5倍なんだよ!
クロノサウルスが9メートルから10メートルだから体格の差はかなりあるね。
クロノサウルスの特徴について
クロノサウルスは白亜紀前期のオーストラリア近海に暮らしていたよ。今から約1億年くらい前だね。
強靭な顎と、ヒレ足
クロノサウルスの最大の特徴は、強い顎!
他の首長竜が襲わないような大型の魚やカメを食べてしまうのだから、いかに強いかが分かるね。
それと4本のヒレ足は力強く水を掻き分けて高速で泳いでいたようだよ!
クロノサウルスの繁殖
クロノサウルスの繁殖方法については、学者さんたちの間でずっと議論されているんだよ。
というのも、クロノサウルスの尾ひれがウミガメの尾ひれにとても似ていることから、クロノサウルスもカメのように陸に這い上がって産卵したのではないか、と考えられているんだって。
まとめ
クロノサウルスについての解説は以上だよ!とても魅力がある首長竜だよね。
- 学名の意味はクロノスのとかげ
- 顎が強靭で、小型首長竜までもを食べてしまう
- モササウルスよりも小さいが、首長竜の中では最大級
- 白亜紀前期のオーストラリアに住んでいた
- カメのように陸で産卵していたかもしれない