ミクロラプトル・グイってどんな恐竜か知ってるかな?
始祖鳥との違いについても詳しく解説していくね!
もくじ
ミクロラプトル・グイの学名の意味は?
ミクロラプトル・グイ(Microraptor gui)。意味は、とても小さい泥棒だよ!
ミクロが「小さい」で、ラプトルが「泥棒」なんだ。
名前にラプトルがつくからヴェロキラプトルやオビラプトルの仲間なの?
映画ジュラシックパークでヴェロキラプトルが有名になってから、ラプトル = ヴェロキラプトルと思ってる人が多いんだけど、実は見た目や生体は全然違うんだよ。
ラプトルという名前から、陸で生活する恐竜と思われがちなんだけど、実は空を飛ぶ恐竜なんだ。鳥類に一番近いドロマエオサウルスの仲間なんだよ!
ミクロラプトルと始祖鳥の違いについて
始祖鳥は別名アーケオプテリクスと呼ばれているよ。意味は「大昔の翼」。もっとも古い鳥類ということだよ!
同じように空を飛ぶ恐竜だけど、どこが違っているのかな?
飛ぶのがうまいのはずばりミクロラプトル!
鳥類の先祖なのか、と言われてる始祖鳥なんだけど、実は飛ぶのはあまりうまくなかったみたいなんだ。
翼の力は弱く、強い足でかなりの助走が必要だったと言われているよ。とても長い羽毛の生えた尻尾でバランスをとっていたみたいだね!
未だに学者さんたちのあいだで、始祖鳥は「飛べたのか」「飛べなかったのか」で議論されているくらいなんだよ。
比べてミクロラプトルは、左右非対称の4枚の翼があるんだ。羽毛の生えた長い尻尾があるところは同じだね!
この4枚の羽を使って、グライダーのように悠々(ゆうゆう)と飛んでいた、もしくは、ムササビのように木の上から滑空していた。と推測されているよ!
ただこの長い尻尾は着陸する時に邪魔だったみたいだね!
歯やかぎ爪が特長的なのは始祖鳥
肉や昆虫を食べていたミクロラプトル。始祖鳥は肉食だよ。
クチバシは、ミクロラプトルより始祖鳥のほうが細長くて、より鳥のクチバシらしく見えるね。始祖鳥の歯は小さいのに鋭いよ。
また、始祖鳥はかぎ爪も大きかったみたいだね!
これらのことから、始祖鳥は陸で狩りをしていたと考えられるね!
ミクロラプトルの特徴について
ミクロラプトルは白亜紀の前期に生息していたよ。体調は約70センチから90センチで、羽を目一杯広げても1メートルには届かないんだ。
体重は約1キロ。リンゴで数えると2〜3個分の軽さなんだよ。
化石は中国で見つかったよ。
体の色が研究で判明したよ
ミクロラプトルの羽は玉虫色だったと研究で分かったんだ!玉虫は夏に原っぱでよく見かけるよね!あんな風に光り輝いていたのかな?
実はね、羽自体は黒だったみたいなんだけど、太陽の光を反射すると玉虫色に見えたんだって。その理由は、なんと異性へのアピールだったんだ!
もともとは夜行性の恐竜とされていたんだけど、太陽の光がある昼間に行動することが羽の色のおかげで分かったから、「やっぱり夜行性ではない」と判明したね!
まとめ
今回はミクロラプトルについて解説したよ!
小さいながらもかっこいい恐竜だよね。
- 学名のミクロラプトルグイ、その意味は小さい泥棒
- ドロマエオサウルスの仲間
- 名前の通り、とても小さく体重は1キロしかない
- ミクロラプトルと始祖鳥の大きな違いは、飛びかたの上手さ
- 羽の色は光を反射して玉虫色に見える