今回はユタラプトルの特徴について解説していくよ!
体長や体重などの大きさ、学名の意味についても詳しく説明していくね。
もくじ
ユタラプトルの3つの特徴
- ユタラプトルの体長や体重などの大きさについて
- ユタラプトルの学名とその意味は?
- 後足の巨大なかぎ爪!
特徴1 ユタラプトルの体長や体重などの大きさについて
ヴェロキラプトルなど小型の肉食恐竜ドロマエオサウルス科で最大。馬より一回り大きいサイズだが、しっぽはもっと長い!
特徴2 ユタラプトルの学名とその意味は?
ユタは発掘されたアメリカの地名、ラプトルはどろぼう。後足に大きなかぎ爪があったから、他のドロマエオサウルス科の仲間と同じ、ラプトルと名付けられたんだよ。
特徴3 後足の巨大なかぎ爪!
ラプトルの仲間ではおなじみ、後足の人差し指は大きなかぎ爪!体格にあわせてツメも大きく、20センチもあったんだ。まるで鎌だね!
名前の意味 | ユタ州のどろぼう |
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分類 | 竜盤目 獣脚亜目 ドロマエオサウルス科 |
時代 | ジュラ紀後期〜白亜紀前期 |
体の高さ | 2メートル |
体の長さ | 5〜7メートル |
体重 | 1トン |
食性 | 肉食 |
発掘地 | アメリカ |
弱点なし!最強説もある恐怖のハンター!
ラプトルの仲間といえば、素早さと高い知能、チームワーク、そして大きなかぎ爪が最大の武器だ。もちろんユタラプトルも、それら全てを兼ね備えているんだよ。
でもユタラプトルはそれに加えて、さらなる強みがあったんだ。
それは大きな体と発達した前足!
ユタラプトルはデイノニクス、ヴェロキラプトルを含むドロマエオサウルス科の中で最大の恐竜。映画ジュラシックパークに登場するラプトルを、さらに大きく、マッチョにした体型だ。
特にかぎ爪のついた後ろ足は、ラプトルとしては珍しくがっしりと太い。かぎ爪を蹴り込めば、獲物に深い傷を与えたに違いない!
さらに手首を回すことができるなど、前足がかなり発達していたんだ。前足にも大きな爪があったから、獲物を引き倒すことができたかもしれないね。
スピードや知能だけでなく、パワーもあるユタラプトル。最強の恐竜だとしてもおかしくないんだ!
集団でイグアノドンを襲った?6匹まとめて化石を発見!
2014年にアメリカのユタ州の山から9トンにもなる巨大な岩が運び出されたんだ。その中にはなんと6匹のユタラプトルの化石!
群れで狩りをしている時に、柔らかい砂に埋もれて生き埋めになった可能性があるみたいなんだ。ユタラプトルが実際に集団で狩りをしていたのかどうか、この化石によってはっきりするかもしれないよ。
この化石を発見した古生物学者ジェームズ・カークランドが率いるチームは、もう10年以上も調査を続けているんだ。
これまでにも彼のチームは、ユタラプトルの大人1頭と子ども4頭、赤ちゃんを1頭発見しているよ。
そして同じ場所からイグアノドンの化石も発見!つまりイグアノドン目当てにユタラプトルの群れが集まっていたのかもしれないんだ。
この予想が本当かどうかを確かめるために9トンもある巨石を切り出したんだ。そして調査はまだ途中。最近も新たな骨を発見したばかり。さらに調査が進めば、ユタラプトルの新たな一面が見えてくるかもしれないね!
スピルバーグの名前をもらうはずだった?!
映画ジュラシック・パークが制作途中だった頃、当時発見されていたラプトルの仲間は、みんな小さかったんだ。
映画に登場するラプトルの種類は、ヴェロキラプトルという設定になっているんだけど、実際のヴェロキラプトルは犬くらいのサイズ。話し合いの末、本物らしさよりも迫力を求めて、映画では大きくしてあるんだよ。
そんな撮影の途中に発見されたのが、ユタラプトルのかぎ爪だった!関係者はこれだけ大きなツメの持ち主なら、映画に出てくるラプトルくらいの大きさだろうと大喜び!
スピルバーグ監督に名付け親になってもらい、資金難に苦しむ研究機関を支援してもらおうと考えたんだ。
その名もユタラプトル・スピルバーグ!でも残念ながら、支援についての話がまとまらず、この名前は実現しなかったんだ。
名前はつかなかったけど、ユタラプトルの発見でジュラシック・パークのラプトルはただのファンタジーではなく、リアルで説得力のある恐竜になったかもしれないね!
まとめ:ユタラプトルは集団では最強だったかもしれない
以上、ユタラプトルについてでした!
ユタラプトルについて初めて知ったことも多いんじゃないかな?
巨大な岩の化石からユタラプトルについて色々わかるといいね!
- 小型で俊敏な肉食恐竜の中では最大
- スピード、知能、パワー全て揃っている!
- 巨大なかぎ爪は20センチ!
- 現在、大掛かりな発掘調査が進行中
- スピルバーグ監督に縁がある