今回はコンプソグナトゥスの体長や体重などの大きさはと、学名の意味や特徴について解説していくよ!
体長は70~140センチ、体重は0.8〜3.5キロほどでニワトリくらいの大きさなんだよ!
学名の意味は「上品なあご」という意味なんだ。
コンプソグナトゥスの大きな特徴はトカゲを捕まえることができるほど足が速かったんだよ!
詳しくは本文で解説していくね!
もくじ
体長や体重などの大きさは?
コンプソグナトゥスは、ジュラ紀後期・ティトニア時代に生息していた二本足の恐竜だよ。主にフランスとドイツで発掘されていて、熱帯の干潟のような場所にいたといわれているんだ。
体長は70~140センチ
その半分はしっぽで、体そのものは大きめのニワトリくらいなんだ。
発見されたものには子どもと思しきコンプソグナトゥスもいて、大小さまざまな大きさの化石が発掘されているよ。
体重は0.8〜3.5キロ
ニワトリにもいろいろな大きさがあるけど、ちょうどこのくらいの重さが多いよね。
体は小さいけれど、コンプソグナトゥスもれっきとした肉食恐竜。二本の足で走って獲物を捕まえていたんだよ。
コンプソグナトゥスは足がとても速かったんだ。
2007年には、秒速17メートルで走ることができるという研究が発表されたんだ。この研究には反論もあるけれど、計算がもしも本当なら、二本足の恐竜で一番早いことになるんだよ。
学名の意味について
コンプソグナトゥスは学名がそのまま使われているよ。
「上品なあご」という意味
この名前はギリシャ語の組み合わせでできていて、語源は
kompos=上品、可愛らしい
gnactos=あご
つまり、「上品なあご」という意味なんだ。
小さいあごでは獲物を切り裂けなかった
コンプソグナトゥスのあごをみると小さくて、その口の中には小さな歯がついているんだ。これはコンプソグナトゥスにとって、獲物を取り押さえることに適した形だったんだよ。
でもこの歯の形では、捕まえた獲物を切り裂けなかったこともわかっているんだ。コンプソグナトゥスの化石には、獲物を丸のみしていたものもみつかっているよ。
コンプソグナトゥスの特徴
トカゲを丸のみにしていた化石の発見。どんな意味がある?
ドイツで発見されたあるコンプソグナトゥスの化石には、おなかの中にトカゲが残っていたままのものがあった。胃の中からトカゲがみつかったことから、なにがわかるんだろう?
突然土砂などに埋まってしまった恐竜は、こんなふうに胃の中の食べ物が残った状態で見つかることもあるんだ。
でも見つかる数はとても少ないから、何を食べていたかわかっている恐竜は珍しいんだよ。
コンプソグナトゥスをはじめとして、胃に食べたものが残った状態で発見された恐竜は、鳥類ではない獣脚類に多かったんだ。
「獣脚類が肉食である」なんて、当たり前じゃない?と思う人もいるかもしれないけれど、こうして実際に発見されたものから裏付けられているんだよ。
コンプソグナトゥスも、この定説を裏付けるために一役買ったんだ。
足が速かった
胃の中にいるトカゲは、ババリサウルス科のトカゲだと断定されているんだ。
このトカゲは長い手足を持っているので、足がとても速かったと考えられているよ。
コンプソグナトゥスがこのトカゲを食べたということは、足の速いトカゲに追いつけるということ。実際に足が速かった、ということがわかるよね。
視力が良かった
また、速く走るトカゲに追いつけるということは、目で見て気が付けるということ。視力がよかったとも考えられるね。
このように、コンプソグナトゥスの胃の中にトカゲがいたということから、いろいろなことがわかるんだ。
まとめ:コンプソグナトゥスは足が早くて目が良い
コンプソグナトゥスの体の大きさや、足の速さについて紹介したよ。化石からいろいろなことがわかるんだね。どんなふうに謎が解明されいったのか、考えるのもおもしろいね!
- コンプソグナトゥスの体長は1メートル前後、体重は3キロ前後
- 大きなニワトリくらいの大きさだった
- コンプソグナトゥスの学名の意味は「上品なあご」
- 「胃の中のトカゲ」が肉食恐竜だという裏付けに
- トカゲを捉えられるほど、足が速かった