今回はスクテロサウルスの体長や体重などの大きさ、学名の意味、そして特徴などについて解説していくよ!
スクテロサウルスは体長約120センチメートル、体重約10キロと推測される植物食恐竜だよ。
名前は「小さな盾をもつトカゲ」という意味で、背中などにある300個以上の小さな骨版が名前の由来だよ。
原始的な装盾類の一種で、2足歩行と4足歩行の両方が可能だったと考えられているんだ。
詳しくは本文で説明するね!
もくじ
スクテロサウルスの体長や体重などの大きさは?
スクテロサウルスは小柄で体重の軽い恐竜だったんだよ。
体長約120センチメートル体重約10キロと推定
スクテロサウルスの大きさは体長が約120センチメートル、体重が約10キロと推測されているんだ。
ジュラ紀前期のアメリカに生息していた
スクテロサウルスの化石はアメリカのアリゾナ州で発見され、ジュラ紀前期に生息していたことが分かっているよ。
今のところ2体分の化石が見つかっているんだけど、どちらも部分的なものらしいね。
原始的な装盾類の一種
軽量小型な恐竜というのは原始的な種によく見られる特徴らしいんだけど、スクテロサウルスもその中の一種なんだ。
ステゴサウルスなどの属する剣竜類、アンキロサウルスなどの属するよろい竜類を合わせた「装盾類」の中でかなり原始的な種になるんだって。
つまりスクテロサウルスは剣竜類やよろい竜類に進化する前の恐竜なんだね。
スクテロサウルスの学名の意味について
次にスクテロサウルスの名前の意味について説明していくね。
「小さな盾をもつトカゲ」という意味の学名
スクテロサウルスの名前の意味は「小さな盾をもつトカゲ」というんだ。
これは背中にある小さな骨版が由来になっていると思われるよ。
300個以上の骨版が身を包む
スクテロサウルスの体には300個以上もの小さな骨版が並んでいたんだって!
この骨版というのはその名の通り骨質性の突起で、アンキロサウルスやノドサウルスなどにある「よろい」に似た小さなものだよ。
ただ、この骨版は背中に限らず、わき腹など体に広く見られるんだ。
恐らくこのよろいのような骨版で敵から身を守っていたんだね。
スクテロサウルスの特徴について
最後にスクテロサウルスの生態や特徴について説明していくね。
2足歩行をすることができた
装盾類の恐竜は4足歩行するものが多いけど、エオラプトルは2足歩行することができたと考えられているんだ。
恐らく4足歩行へと進化する途中のようなもので、平常時は4足歩行をして襲撃された時などは2足歩行していたのでは?と言われているよ。
長い胴体と長い尻尾をもつ
スクテロサウルスの胴体は長いことが特徴の1つなんだ。
でも驚くことに尻尾はそれよりも長く、全長の6割近くを占めていたそうだよ。
木の葉型の歯をもつ
スクテロサウルスの歯は一部の植物食恐竜のような木の葉型をしていたんだって。
歯の縁部分はのこぎりのようにギザギザになっていたそうだよ。
まとめ:スクテロサウルスは体長約120センチメートル、体重約10キロと推測される「小さな盾をもつトカゲ」という意味の名を持つ恐竜
以上がスクテロサウルスの大きさや名前の意味、生態や特徴についての解説だよ。
装盾類の原始的な恐竜が2足歩行をしていたなんて意外だね!
- スクテロサウルスはジュラ紀前期の北アメリカに生息していた原始的な装盾類の一種
- 体長約120センチメートル、体重約10キロと推定
- 学名の意味は「小さな盾をもつトカゲ」で、背中などにある300個以上もの小さな骨版が由来
- 装盾類であるにも関わらず、長い尻尾でバランスをとり2足歩行することが出来た
- 木の葉型の歯をもつ植物食恐竜である