今回はインロングの体長や体重などの大きさと学名の意味、そして特徴などについて説明していくね。
インロングは体長約1.2メートル、体重約15キロと推測される原始的な角竜類なんだ。
学名「インロング・ドウンシ」の意味は映画のタイトルと過去の学者への献名が由来になっているよ。
クチバシ状の口をした角竜類なんだけど、堅頭竜類と同じ特徴も持っているんだ。
詳しくは本文で説明するね。
もくじ
インロングの基本情報
正式な学名 | インロング・ドウンシ |
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学名の意味 | 隠れた竜 |
分類 | 角竜類 |
時代 | ジュラ紀後期 |
体の高さ | 不明 |
体長 | 約1.2メートル |
体重 | 約15キロ |
食べ物 | 植物食 |
発掘地 | 中国 新疆ウイグル自治区 |
インロングの体長や体重などの大きさは?
まずはインロングの体長や体重などの大きさや生息した時代について解説していくよ。
体長約1.2メートル、体重約15キロと推定
インロングの大きさは体長約1.2メートル、体重約15キロと推測されているんだ。
ジュラ紀後期の中国に生息していた
インロングの化石は2004年に新疆ウイグル自治区にあるジュラ紀後期の地層から発見されたんだ。
全身に近い、成体と思われる骨格の化石が見つかっているんだって。
原始的な角竜類の一種
インロングは今のところ角竜類の中で最も原始的な種類だそうだよ。
インロングと同じく中国で発見されたチャオヤンサウルスの2種類以外の角竜類は、白亜紀に生息していた恐竜ばかりなんだって。
インロングの学名の意味について
次にインロングの学名の意味やその由来について説明していくね。
正式な学名は「インロング・ドウンシ」
インロングの正式な学名は「インロング・ドウンシ」というんだ。
学名の意味は「隠れた竜」
学名の意味は「隠れた竜」なんだって。
映画のタイトルが名前の由来
属名「インロング」の意味は「隠れた竜」で、これは発見場所の近くで撮影されていた米中などの合同作品である映画のタイトルが由来になっているんだ。
種小名「ドウンシ」は過去に中国で発掘調査を行っていた学者ウィル・ダウンズに献名したものだそうだよ。
インロングの特徴について
最後にインロングの生態や特徴について解説していくよ。
頬の骨が出っ張り、クチバシのような口をしていた
インロングは角竜類なのにその象徴ともいえるえり飾りや角などがついていないんだ。
でもクチバシ状の骨や頬の骨が出っ張っているといった、角竜類の特徴があることが判明しているんだよ。
装飾頭類に似た特徴も
インロングは角竜類でありながら、パキケファロサウルスなどが属する堅頭竜類と同様の特徴も見られたんだ。
鱗状骨と呼ばれる頭骨の骨にある突起のことだよ。
体内に胃石をとりこんでいた
インロングの化石から7つの胃石が発見されているんだ。
胃石というのは食べたものの消化を助ける為に恐竜が体内にとりこんだものだよ。
インロングの生息していた地域から、恐らく水辺の植物を食べていたのだろうと考えられているんだ。
2足歩行が可能だった
角竜類といえばトリケラトプスのような4足歩行のイメージが強いよね?
でもインロングは前脚より後脚のほうが長く、2足歩行をすることが出来たとされているんだ。
まとめ:インロングは体長約1.2メートル、体重約15キロと推測される「隠れた竜」という意味の学名の角竜類
以上がインロングの大きさや名前の意味、生態や特徴についての説明だよ。
まさか原始的な角竜類が最大の特徴ともいえる、えり飾りをもってなかったなんて驚きだよね!
- インロングはジュラ紀後期の中国に生息していた原始的な角竜類の一種
- 体長約1.2メートル、体重約15キロと推定
- 学名「インロング・ドウンシ」の属名は映画のタイトルが由来で、種小名は過去中国で研究をした学者に献名したもの
- クチバシ状の口をもち、体内に胃石をとりこんでいた
- 堅頭竜類とも同じ特徴をもつ