恐竜

ヤンチュアノサウルスの体長や体重などの大きさは?学名の意味や特徴についても解説!

今回はヤンチュアノサウルスの体長や体重などの大きさ、学名の意味や特徴について解説していくね!

ヤンチュアノサウルスは体長約7.5~10.5メートル、体重約1~3トンと推定される肉食恐竜だよ。

学名の意味は「永川のトカゲ」で、発見地が名前の由来になっているんだって。

背中にヒレ状の突起が並んでおり、近縁種に比べて歯が大きく数が少ないという特徴を持っているんだ。

詳しくは本文で紹介するよ!

ヤンチュアノサウルスの基本情報

正式な学名 ヤンチュアノサウルス・シャンヨウエンシス
学名の意味 永川のトカゲ
分類 獣脚類 シンラプトル科
時代 ジュラ紀後期
体の高さ 不明
体長 7.5~10.5メートル
体重 1~3トン
食べ物 肉食
発掘地 中国 四川省 重慶市永川区

ヤンチュアノサウルスの体長や体重などの大きさは?

まずはヤンチュアノサウルスの体長や体重などの大きさについて説明していくね。

体長約7.5~10.5メートル、体重約1~3トン

ヤンチュアノサウルスは体長約7.5~10.5メートル、体重約1~3トンと推測されているよ。

アジアの中ではかなり大型の肉食恐竜に分類されるんだって。

体の大きさの割に体重が軽い

ヤンチュアノサウルスは頭骨が1メートル以上あるものの空洞の部分が多かったため、この大きさの恐竜の中では比較的軽量らしいよ。

だから狩りの時など、俊敏に動くことができたと考えられているんだ。

りゅうじ
りゅうじ
体が大きい上にとても速く動けるなんてとても恐ろしい恐竜だね。

ヤンチュアノサウルスの学名の意味について

次にヤンチュアノサウルスの学名の意味について解説していくね。

正式な学名は「ヤンチュアノサウルス・シャンヨウエンシス」

ヤンチュアノサウルスの正式な学名はヤンチュアノサウルス・シャンヨウエンシスと言うんだよ。

学名の意味は「永川のトカゲ」

ヤンチュアノサウルスは「永川のトカゲ」という意味なんだ。

その名の通り、中国四川省の永川で発見されたことが由来になっているよ。

ジュラ紀後期に生息していた肉食恐竜

ヤンチュアノサウルスはジュラ紀後期の中国に生息していた、シンラプトル科に属する獣脚類の恐竜なんだ。

アメリカやポルトガルに生息していたアロサウルスの仲間とされており、当時のアジアではおそらく一番強い肉食恐竜だったと考えられているよ。

りゅういち
りゅういち
アロサウルスの体長が最大で約12メートルだからそれよりはやや小さいけれど、植物食恐竜を襲うには充分な大きさだろうね。

ダム建設の工事現場で化石が発見された

ヤンチュアノサウルスの化石は1970年代にダムの建設中に作業員が発見したんだ。

その後ドン・ジーミン博士たちの研究の結果、ヤンチュアノサウルスという名前が付けられたそうだよ。

ちなみにこの個体は大人になる前の亜成体だと言われているんだ。

ヤンチュアノサウルスの特徴について

最後にヤンチュアノサウルスの特徴や生体について説明していくね。

背中にヒレ状の小さな突起をもち、歯は大きいが数は少ない

ヤンチュアノサウルスの背中にはヒレのような小さな突起が並んでいるんだ。

また比較的近い仲間であるシンラプトルと比べると歯は大きいものの本数が少ないという特徴を持っているんだって。

中国に生息するマメンチサウルスやトゥオジャンゴサウルスを捕食していた

ヤンチュアノサウルスの生息していた時代には竜脚類のマメンチサウルスや剣竜類のトゥオジャンゴサウルスが生息していたんだ。

恐らくこういった植物食恐竜を捕食していたと考えられているよ。

ただマメンチサウルスは成体だと体長約26メートルにも及び襲うのはかなり難しいだろうから、その幼体や弱った個体などを食べていたと言われているんだ。

ヤンチュアノサウルスに分類されたスゼチュアノサウルス

ヤンチュアノサウルスが発見される前、1940年代に同じく中国で発見された化石に「スゼチュアノサウルス」という名前が付けられたんだ。

でもこの化石は新種とするには特徴が不十分ということで無効になってしまったんだって。

その後1970年代にヤンチュアノサウルスが発見されたのと同じ地層で見つかった化石に、再びスゼチュアノサウルスの名が付けられたんだ。

でもその後の研究でこの化石はヤンチュアノサウルスの一種だという結論に至り、スゼチュアノサウルスの名前は消えてしまったそうだよ。

パパ
パパ
新種だと思っていた恐竜が実は既存の種類に属するものだった、というのはよく見られることなんだ。
ママ
ママ
セイスモサウルスも今はディプロドクスの大型の個体だと言われているわよね。

まとめ:ヤンチュアノサウルスは体長約7.5~10.5メートル、体重約1~3トンと推測される「永川のトカゲ」という意味の肉食恐竜

以上がヤンチュアノサウルスの大きさや学名の意味、生態や特徴についての解説だよ!

今後四川省で新種の恐竜が発見されたら、今度こそ「スゼチュアノサウルス」が名付けられるかもしれないね。

まとめ
  • ヤンチュアノサウルス・シャンヨウエンシスはジュラ紀後期の中国に生息していた獣脚類の一種
  • 体長約7.5~10.5メートル、体重約1~3トンと推定
  • 学名の意味は「永川のトカゲ」で発見地である四川省の永川が由来
  • 背中にヒレ状の小さな突起が並んでいる
  • かつてスゼチュアノサウルスと名付けられた恐竜は現在ヤンチュアノサウルスの一種だと考えられている