恐竜

丹波竜の化石や大きさは?関連スポットも紹介

今回は日本で発見された丹波竜の化石や大きさについて、また丹波竜の関連スポットについても紹介していくよ!

丹波竜の化石は兵庫県の篠山川で元高校教師の男性とその友人の2人が発見したんだ。

体長約10メートル、体重約4トンと推測される、白亜紀前期に生息した竜脚形類の一種。

関連スポットの「丹波竜化石工房ちーたんの館」では丹波竜の全身骨格のレプリカが展示され、VRなどを利用した体験学習などもできるんだ。

更に「丹波竜の里公園」では丹波竜の等身大モニュメントや恐竜のアスレチックが設置されていて、化石の発掘体験をすることもできるんだよ。

詳しくは本文で紹介していくね!

丹波竜の化石が発見された場所は?

丹波竜は日本で5番目に発見された新種の恐竜なんだよ。

丹波市の篠山川で発見された

丹波竜の化石は兵庫県に流れる篠山川の河川敷で発見されたんだ。

ここは白亜期時代の地層が広がっていて、以前から昔の生き物の巣の化石などが見つかる場所だったんだって。

その赤茶色の泥岩層から突き出ていた岩のような物が丹波竜の化石だったんだ。

発見者達がそれを丁寧に掘り出すと15cmほどもあったらしいよ。

彼らは翌日以降も発掘を続け、見つけ出したものを兵庫県の「人と自然の博物館」で調べてもらった結果、それらが恐竜の化石だと確認されたんだ。

丹波竜の発見者は元高校教師とその友人

2006年8月、丹波竜の化石を初めて発見したのは高校で教師をしていた足立洌さんと、友人の村上茂さんの2人。

彼らは先程説明した巣穴の化石のように、生き物が生活していた跡を独自に調べている地学の研究家なんだ。

最初に化石の一部を発見した後自分達で図鑑などを使用して調べた結果、恐竜の骨である可能性が高いと考えついたんだ。

だから次の日以降も2人で発掘を続けたんだって。

彼らが化石を博物館に鑑定してもらった後、博物館のスタッフやボランティアによって2007年から2009年にかけて計3回の大規模な発掘調査が行われたんだよ。

残念ながら全身骨格とまではいかなかったけれど、ろっ骨や背骨、それに頭骨の一部などが発見されたんだ。

これらを詳しく調べると、尻尾あたりの骨に他の恐竜と異なる固有の特徴が見られた為に新種として認定されたらしいよ!

パパ
パパ
今回の発掘で他の肉食恐竜のものと思われる歯の化石や卵の化石も発見されたんだよ。

丹波竜の体長や体重などの大きさは?

次に丹波竜の大きさと学名についても解説していくね。

丹波竜の体長は10メートル、体重は4トン

丹波竜は白亜紀に生息した竜脚形類の植物食恐竜で体長約10メートル、体重約4トンと推測されているんだ。

同じく日本で発見された竜脚形類のフクイティタンと同じくらいか、それよりやや大きいのでは、と考えられているようだよ。

正式な学名は「タンバティタニス・アミキティアエ」

丹波竜という名前は和名で、正式な学名は「タンバティタニス・アミキティアエ」というんだ。

学名の意味は「丹波の女巨人」

発見された丹波市の名前に、竜脚形類らしい「女の巨人」という意味の「ティタニス」を合わせたんだね。

また、種小名の「アミキティアエ」というのはラテン語で「友情」という意味なんだよ。

りゅういち
りゅういち
これは丹波竜を発見した足立さんと村上さんの友情から付けられたんだって。
りゅうじ
りゅうじ
とっても素敵なエピソードだね!

「丹波竜化石工房ちーたんの館」を紹介!

次は丹波竜などについて体験学習ができる化石工房を詳しく紹介するね!

丹波竜の博物館に全身骨格が展示してある

ちーたんの館では世界で唯一、丹波竜の全身骨格のレプリカが展示されているんだ。

また、丹波竜だけでなくハドロサウルス科のプロバクトロサウルスや、よろい竜の一種であるガストニアの全身骨格のレプリカも展示してあるんだよ。

丹波竜の発掘現場の再現展示がある

とても面白いことにここでは丹波竜の発掘現場を再現した展示もあるんだ。

実際に使用された道具もあって、すごくリアリティのある展示になっているようだね。

更にプラスチック系樹脂で化石のレプリカを作る体験学習や、VRを利用して丹波竜などの恐竜を見ることもできるんだ!

「丹波竜化石工房ちーたんの館」は入館料大人200円小中学生100円ととてもリーズナブル!

近くに行く際には是非行ってみてね。

「丹波竜の里公園」を紹介!

最後に子供大興奮間違いなし!の元気村かみくげにある恐竜広場「丹波竜の里公園」について紹介するよ。

実物大の丹波竜に会える!

この公園には丹波竜の等身大のモニュメントが設置されているんだ。

その大きさ何と体長15メートル、体高7メートルにもなるんだって!

他にも恐竜の骨がテーマに設計されたアスレチック、肉食恐竜やよろい竜の小型のモニュメントもあるそうだよ。

自然もキレイでのんびりしたところだから、子供がとても楽しめるスポットになっているんだね。

実際に行った人の評価・レビューも概ね満足したものが多いようだよ。

実際の発掘現場を見ることもできる

さっきちーたんの館で発掘現場の再現展示についてお話したけど、なんとこの公園の傍には篠山川が流れていて、実際の発掘現場を見ることも可能なんだ。

勿論すでに発掘自体は終わっていてコンクリートで覆われているけれど、近くに発見地についての解説看板があるみたいだよ。

ママ
ママ
実際に新種の恐竜の化石が発見された場所を見ることができるなんて、とても珍しいことよね。

近くの「元気村かみくげ」で丹波竜の発掘体験ができる

元気村かみくげでは恐竜の化石の発掘体験ができるんだって!

実際にここで丹波竜の化石の一部が発見されたこともあるんだよ。

この発掘体験は毎週土日祝に実施されていて、予約は不要。

午前10時から午後4時(12~2月は午後3時)までやっているそうだよ。

制限時間は50分、勿論ハンマーやゴーグルなどは貸してくれるんだって。

そして料金は大人も子供も一人300円という驚きの安さ!

残念ながら、万が一化石を発見したとしても持って帰ることはできないんだけど、こんなにリーズナブルなら家族皆で挑戦してみたいよね。

まとめ:日本最大級の恐竜、丹波竜の化石は篠山川で発見され「丹波竜の里公園」「丹波竜化石工房ちーたんの館」といったオススメスポットがある。

以上が丹波竜の化石や大きさ、関連スポットについての紹介だよ。

丹波竜については今回お話したように、とても楽しめる関連スポットがあるから両方とも是非まわってみてね!

まとめ
  • 丹波竜は白亜紀に生息した竜脚形類の恐竜で兵庫県の篠山川沿いの泥岩地層から発見された
  • 発見したのは地学を独自に研究している元・高校教師とその友人の2人
  • 学名は「タンバティタニス・アミキティアエ」で体長約10メートル、体重約4トンと推定
  • 「丹波竜化石工房ちーたんの館」では丹波竜の全身骨格模型等が展示されている
  • 「丹波竜の里公園」では実物大の丹波竜のモニュメントや恐竜をイメージしたアスレチックなどがある