ちから | |
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こうげき | |
ぼうぎょ | |
すばやさ | |
かしこさ | |
からだ |
名前の由来 | すばやい泥棒 |
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分類 | 竜盤目 獣脚亜目 デイノニコサウルス下目 |
時代 | 白亜紀後期 |
体の高さ | 80cm |
体の長さ | 1.8m |
体重 | 15kg |
食性 | 肉食 |
発掘地 | モンゴル・中国 |
もくじ
ヴェロキラプトルの3つの特徴
- すばしっこくて恐ろしい!
- 小さな体に大きな脳みそ!
- 鳥にそっくり?!
特徴1 すばしっこくて恐ろしい!
映画「ジュラシックパーク」シリーズでおなじみのヴェロキラプトル。長い手足としっぽをもち、とても俊敏!飛び出すかぎ爪で攻撃する、敵にしたくない恐竜だ。
特徴2 小さな体に大きな脳みそ!
からだは小さかったが、脳は大きいヴェロキラプトル。ほかの恐竜よりずっとかしこかったんだ。暗闇でも見えるほど視力もよかったんだよ!
特徴3 鳥にそっくり?!
おそろしいイメージのヴェロキラプトルだけど、実は鳥にそっくり!羽がはえていたし、たまごをあたためたりするんだ。骨にもたくさん共通点があるよ。
すご腕のハンター?!
映画ジュラシックパークに登場するヴェロキラプトルは、実は本物よりかなり大きいんだ。実際のヴェロキラプトルはイヌくらいの大きさなんだよ。
しかし足の筋肉が非常に強くてすばやく、最大時速は50キロ!さらにかたくて長いしっぽをあやつって、すばやくターン!
そして最大の武器は後ろ足の大きなかぎ爪。9センチもあるよ!いつもは指を上に曲げて守っているんだけど、獲物に飛びかかる時にはカマのように振り下ろすんだ!獲物によじのぼる時にもつかったんだよ。
体はちいさくても、出会ったら恐ろしい恐竜だね!
化石になっても戦いつづける?!
1971年にモンゴル、ゴビ砂漠で発見された、ヴェロキラプトルの有名な化石がある。
なんと戦ったかっこうのまま化石になっていたんだ!相手は草食恐竜プロトケラトプス。
ヴェロキラプトルは左のかぎ爪を相手のお腹につきさし、右手は相手の頭をつかみ、左腕にかみつかれている。とてもはげしい戦いだったんだろうね!これを「闘争化石(とうそうかせき)」というよ。
こんな化石はめずらしく、とても有名で、イラストなどでたたかいの様子が再現されたりしているんだ。ぐうぜんその形になったという説もあるんだよ。
ヴェロキラプトルは羽毛でふわふわだった?!
化石から羽毛のあとが見つかっていて、ヴェロキラプトルがふわふわだったことは、今ではほぼ確実なんだ。前足には翼もあったと考えられているよ!でも飛ぶには腕がちょっと短すぎたようだ。羽の色を再現するのは難しいけれど、もしかしたら現代の鳥のようにカラフルかもしれないね。
他にも鳥に似た特徴はいくつかある。たまごを温めたこともそのひとつ。羽毛はたまごを温める時に役にたっただろう。また前足を羽ばたくような形に大きく動かすことができたんだ。もしヴェロキラプトルが現代によみがえったら…恐竜じゃなくて鳥に見えるかもしれないよ。