今回はギガントラプトルの体長や体重などの大きさと、学名の意味やギガントラプトルの特徴について詳しく解説していくね!
ギガントラプトルの全長は約8メートル、体重1.5トン。大きさはティラノサウルスと同じくらいなんだけど、骨格は軽いから俊敏に動けたんだよ!
そして学名の意味は「エルリアンの巨大な泥棒」。発掘されたときに規格外に大きなラプトルの化石だったからこんな名前が付いたんだ!
詳しくは本文で解説していくね!
もくじ
ギガントラプトルの体長や体重などの大きさは?
まずはギガントラプトルの体長や体重などの大きさについて説明していくね!
全長は約8メートル、体重1.5トン
ギガントラプトルの全長は約8メートル、体重1.5トンと推定されているんだ。
体高は3.5メートル
立った時の体高は3.5メートルにもなって、これは人間の身長の2倍ほどの大きさだね。
これはティラノサウルスにも迫るようなサイズなんだよ。でもギガントラプトルは骨格の作りが軽いから、ティラノサウルスよりも俊敏に動くことができたと考えられているんだ。
発掘されている化石は、1体だけ。そしてこの化石のギガントラプトルは、若くして亡くなったこともわかっているよ。
骨格などから推定された年齢は、生後7〜11年ほどだったんだ。もし大人になった場合はもっと大きな体で、体重ももっと重いのではないかと考えられているよ。
ギガントラプトルの学名の意味について
次にギガントラプトルの学名の意味について説明するね!
正式な学名はギガントラプトル・エルリアネンシス
ギガントラプトルの学名は。ギガントラプトル・エルリアネンシス。
「エルリアネンシス」はギガントラプトルが採掘された場所の地名、「エルリアン地方産出の」という意味なんだ。
学名の意味は「エルリアンの巨大な泥棒」
「ギガントラプトル」は、ギリシア語とラテン語の組み合わせで、
ギリシア語のGiganto=巨大
ラテン語のRaptor=泥棒
それぞれを組み合わせて「巨大な泥棒」という意味になるんだね。
そしてラプトルは、ワシやタカのような猛禽類のことを表す言葉でもあるんだ。
ラプトルという名前の付く恐竜は、ほかにもヴェロキラプトルがいるよね。鳥のような恐竜のことをこんなふうにラプトルと呼ぶこともあるんだ。
発掘された化石が規格外に大きなラプトルだと判明したから、ギガントラプトルと名付けられたんだね。
ギガントラプトルの特徴について
次にギガントラプトルの特徴について説明するね!
大きなくちばし・大きな爪
大きなくちばしをもっていて、くちばしの中に歯は生えていなかったんだ。そして、大きな爪をもっていることもわかっているよ。
何を食べていたのかは詳しくわかっていなくて、主に植物食だったと考えられているんだ。でも、大きな爪は植物を取るのに向いていなかったんだよ。実際に何を食べていたのか、まだ謎に包まれているんだね。
羽毛は生えていた?
化石からは、全身に羽毛が生えていたかどうかは、直接わかっていないんだ。でも、中国の古生物学者の徐さんたちの発掘チームは羽毛が生えていると主張しているよ。徐さんについては後で説明するね!
なぜなら、ギガントラプトルが分類されるオヴィラプトロサウルス類の一部は、実際に羽毛が生えていたことが確認されているからなんだ。
ギガントラプトルほどの大きさであれば、羽毛が生えていなくても体温の調節はできるんだよ。でも体温調節以外の機能として、たとえば卵を温めるためなどに羽毛が必要だったのではないかと考えられているんだ。
ドキュメンタリー番組撮影中に発見!?
ギガントラプトルが発掘されたときのエピソードは、ちょっと変わっているんだよ。どんな状況で発見されたんだろう。
2005年の4月、中国のモンゴル自治区内のゴビ砂漠で、日本のドキュメンタリー番組の撮影が行われていたんだ。
番組に出演していたのは、中国の古生物学者の徐星(じょ・せい)さん。この発掘現場は以前ソニドサウルスの化石が発掘された場所だったけど、彼はそこでひとつの骨を拾い上げたんだ。
新しい化石が見つかり撮影注中止
徐さんは、これが獣脚類のものではないことに気が付いて、その撮影を中止させたんだよ。その偶然見つかった骨を研究すると、予想外の大きさを持つ鳥型の恐竜だということがわかったんだ。
これはほかの鳥型の恐竜と比べて、35倍の大きさをもっていたんだよ。すごく大きいよね。
これまで恐竜は鳥のようになるほど小さくなると考えらえれていたから、それを覆すような発見だったんだね。
まとめ:ギガントラプトルは大きなくちばしと爪を持つ巨大ラプトル
以上、ギガントラプトルの体の大きさや、体重などについて解説したよ。
常識を覆すような発見があるなんて、わくわくするよね!
- ギガントラプトルは全長約8メートル、体重は推定1.5トン
- 大きさはティラノサウルスにも迫るけれど、骨格は軽い
- 学名の意味は「エルリアンの巨大な泥棒」
- ドキュメンタリー番組の撮影中に偶然発見された
- 他の鳥のような恐竜より、35倍大きい