今回はパキケファロサウルスの化石や学名の意味、体長・体重などの大きさについて解説していくよ!
パキケファロサウルスは北アメリカで化石が発見された、白亜紀後期に生息していた恐竜なんだ。
学名の意味は珍しい頭骨が由来となった「厚い頭のトカゲ」。
体長約7メートル、体重約300~800キログラムと考えられいて、パキケファロサウルス科では最大級の恐竜だよ。
詳しくは本文で解説していくね。
もくじ
パキケファロサウルスの化石について
パキケファロサウルスは北アメリカで化石が発見され、その特徴から石頭恐竜とよばれているんだよ。
北米でのみ化石が発見されている白亜紀後期に生息していた恐竜
パキケファロサウルスは今のところアメリカの北部に位置するモンタナ州・ワイオミング州・サウスダコタ州でしか化石が発見されていないんだって。
白亜紀後期に生息していて、植物食もしくは雑食であったと考えられているよ。
周飾頭類というグループの中の堅頭竜類に属しているんだ。
分厚い頭骨が最大の特徴
パキケファロサウルスといえばその盛り上がった頭骨でとても有名だよね。
なんと頭骨の頭頂部は厚さ30センチにもなるんだって!
パキケファロサウルスが本当に頭突き攻撃をしていたかはまだ謎
映画などで突進して頭突きをする描写があるけど、本当にパキケファロサウルスがそのような攻撃をしていたかは定かではないんだ。
もし本当に強烈な頭突きをしていたのなら、その負担が体に大きすぎると考えられているからだよ。
残念ながらパキケファロサウルスの全身骨格はほとんど見つかっていないから、頭突きと体の関係についてなかなか研究が進まないらしいんだ。
ただパキケファロサウルスの頭骨の化石だけは、ほぼ完全な状態の物が複数見つかっていることから、少なくとも体の骨より頑丈であったことは確かみたいだ。
パキケファロサウルスの学名の意味について
次は名前の由来について、また種名についても少し触れていくよ。
パキケファロサウルスの学名は「厚い頭のトカゲ」という意味
パキケファロサウルスの名前は「厚い頭のトカゲ」という意味だよ。
最大の特徴である頭骨が由来になっているんだね。
模式種の学名は「パキケファロサウルス・ワイオミンゲンシス」
代表的なものである模式種の種名は「ワイオミンゲンシス」というんだ。
ワイオミング州で発見されたことが由来になっているんだ!
パキケファロサウルスの体長や体重などの大きさは?
パキケファロサウルスは同じパキケファロサウルス科の仲間の中で最大級の恐竜なんだって。
体長約7メートル、体重は約300~800キログラム
なんと体長は約7メートル前後もあったみたいなんだ!
体重に関しては体の化石があまり見つかっていないからか、約300~800キログラムとだいぶ幅があるね。
映画「ロスト・ワールド」では随分小型な設定になっている
パキケファロサウルスは映画「ジュラシック・パーク」の2作目である「ロスト・ワールド」に出てきているよ。
密猟者めがけて頭突きをかましているかっこいいシーンが見られるんだ!
でもこのパキケファロサウルスは人間の体に頭突き出来るくらい、かなり小さく描かれているんだよ。
ちなみに「ジュラシック・ワールド2」に出てくる石頭恐竜は「スティギモロク」という恐竜で、パキケファロサウルスの成体になる前の姿と言われているんだ。
まとめ:「厚い頭のトカゲ」という意味の名前をもつ石頭恐竜の中では最大級の恐竜
以上がパキケファロサウルスの化石や学名の意味、体長や体重についてのお話だよ。
東京都の国立科学博物館や福井県の恐竜博物館で復元された全身骨格が展示されているから、行った時には是非見てね!
- パキケファロサウルスの化石は今のところ北米でのみ発見されている
- 厚さ30センチにもなる頭骨が最大の特徴
- 実際に頭突き攻撃をしていたかは本当のところまだ解明されていない
- 学名の意味は「厚い頭のトカゲ」
- 体長約7メートル、体重約300~800キログラムと推定されている周飾頭類では最大級の恐竜