今回は陸上で最大級の恐竜の1つであるパタゴティタンの体長や体重などの大きさと、学名の意味や特徴について解説していくね!
パタゴティタンは全長約37メートル、体重約69トン!
パタゴニアで発見されたことと、発掘に協力した牧場主の名前が学名の由来なんだよ。
詳しくは本文で紹介していくね!
もくじ
パタゴティタンの体長や体重などの大きさは?
まずはパタゴティタンの体長や体重などの大きさから解説していくね。
全長約37メートル、体重約69トン
パタゴティタンは全長約37メートル、体重約69.1トンだと考えられているよ。
体重はアフリカゾウ約10頭分くらいの重さにあたるんだ。
想像してみたらその大きさがとてつもないことがよく分かるね!
パタゴティタンとアルゼンチノサウルスはどちらが大きいの?
巨大な竜脚類といえばアルゼンチノサウルスが有名だよね?
じゃあアルゼンチノサウルスとパタゴティタン、どっちが大きいと思う?
実はアルゼンチノサウルスは一部の骨しか見つかっていないから全長約33~41メートル、体重70~90トンと文献によって大きさに差があるんだ。
だから、パタゴティタンの方が大きいと言う人もいればアルゼンチノサウルスの方が大きいと言う人もいるよ。
君はどっちの方が大きかったと思う?
パタゴティタン・マヨラムの学名の意味について
「パタゴティタン・マヨラム」という名前にはきちんと意味があるんだよ。
なぜこのような名前がついたのか説明していくね!
属名「パタゴティタン」の由来は地名のパタゴニアから
「パタゴティタン」の名前は化石が見つかったアルゼンチンのパタゴニアからつけた名前なんだって!
ちなみに、ティタノサウルス類によくつけられるこの「ティタノ」はギリシャ神話に出てくる巨大な神様の名前が由来らしいよ。
種子名の「マヨラム」は発掘に協力した牧場主の名前から
パタゴティタンは砂漠で発見されたんだけれど、その時研究者たちのお世話をしてくれたのが近くに放牧場を持っていたマジョ(mayo)さんだったんだ。
研究者たちがその時の感謝をこめて種子名に「mayo」を入れたマヨラムっていう名前にしたんだよ。
パタゴティタンの特徴について
とっても大きなパタゴティタン。
この恐竜に一体どんな特徴があったのか紹介するね。
白亜期に南米で生息した比較的最近発見された恐竜
パタゴティタンは約1億200万年ほど前に生きていたティタノサウルス類の恐竜だよ。
発見されたのは2012年頃で、それから採掘するのに1年以上かかったんだ。公式に名前が登録されたのは2017年とつい数年前のこと。
パタゴティタンが生きてきた頃の南米は暖かい気候だったみたいで、この長い首と尻尾が体の熱を放出するのに一役かっていたと考えられているよ。
でも今回発見されたパタゴティタンはその気候のせいか、湖が枯渇したことで飲み水を失い死んでしまったのではないかと言われているんだって。
パタゴティタンはティタノサウルス類でも最大化したグループ
今回の発見でパタゴティタンはアルゼンチノサウルス属の新しいグループに分類されたんだ。
今まで知られていなかった巨大な体のティタノサウルス類のグループがパタゴニアにいたことが分かってきたんだね。
陸上で生活する恐竜の大きさの限界が分かる足掛かりになるかもしれない!
面白いことに今まで見つかった最大級の恐竜たちは皆多少の差はあるけれど同じような大きさなんだ。
けれども今回見つかったパタゴティタンの骨のいくつかがまだ成長途中であったとも考えられている。
このことから陸上に生きる恐竜はこのくらいの大きさが限界なのでは?という説と、まだ見つかっていないより大きな恐竜が存在するかも!という説の両方があるんだ!
果たして見つかったパタゴティタンはまだまだ大きくなる予定だったのかな?
ちなみにパタゴティタンはアメリカのニューヨークにある自然史博物館でレプリカが展示されているよ。
あまりにも大きいから部屋から飛び出ているし、普通は年に2回行う掃除も大きすぎて大変だから年に1回だけなんだって!
まとめ:陸上最大級のパタゴティタンはまだまだ研究の余地あり!
以上が最大級パタゴティタンの大きさや名前の由来、その特徴に関するまとめだよ!
早く一番大きな恐竜が明確にわかるといいな。
- パタゴティタンは全長約37メートル、体重約69トン
- アルゼンチノサウルスに匹敵する超巨大竜脚類
- パタゴニアで発見されたことと、発掘に協力した牧場主の名前が由来
- 南米の白亜紀に生息していた
- ティタノサウルス類の巨大化した新しいグループという発見
- もっと大きな恐竜が存在する可能性も!?