今回はディモルフォドンの体長や体重などの大きさはと、学名の意味や特徴について解説してくね!
ディモルフォドンの体長は約1メートル、体重は約2キロ。翼を広げた大きさは1.2メートルなんだよ!
空飛ぶ恐竜として知られているディモルフォドン、本当は恐竜ではなく爬虫類だったんだ。
そして最近では、あまり空を飛べないということも研究でわかってきたんだよ。詳しくは本文で解説していくね!
もくじ
ディモルフォドンの体長や体重などの大きさは?
ディモルフォドンの化石が発掘されたのは1828年。イギリス、イングランド南部のドーセットにあるライムレジスという町で発見されたんだ。
全長は1メートルほどで、体重は約2キロ
全長は1メートルほどで、体重は約2キロと推定されているんだ。翼と長い尾をもっているよ。
翼を開いたときの大きさは1.2〜1.4メートル
翼を開いたときの大きさは1.2〜1.4メートル。現代にも生息している鳥は、ほとんどが全長の倍ほどの大きさに翼が開くのだけど、ディモルフォドンはそれに比べて小さいよね。
そして、このように羽を持ち空を飛んだものを翼竜と呼んでいるけれど、翼竜は恐竜の仲間ではなく爬虫類なんだ。
よく知られている爬虫類がそうであるように、ディモルフォドンも昆虫や小さな動物、魚などを食べていたと考えられているよ。
ディモルフォドンの学名の意味について
ディモルフォドンの学名は、ギリシア語から来ているんだよ。
「二つの型の歯をもつもの」という意味
ギリシア語で、
ディdi=ふたつの
モルフμορφη (morphe)=型
オドンοδων (odon) =歯
という、3つの単語を組み合わせて名付けられたんだ。「二つの型の歯をもつもの」という意味になるよ。
爬虫類は歯が二種類生えていることは珍しい
爬虫類は、歯が二種類生えていることは珍しいんだよ。一般的に爬虫類は同じ形の小さな歯がびっしりと並んでいることが多いんだ。だからディモルフォドンは「二つの歯の型」と名付けられたんだね。
ジュラシックワールドに登場している!
ディモルフォドンは、映画『ジュラシックワールド』にも登場しているよね。でも、実際の研究で分かっているディモルフォドンとは、ちょっと違う面もあるよ。
頭の形と体の大きさが少し異なる
ジュラシックワールドに登場するディモルフォドンは、ごつごつした頭でかっこいいよね。でも、現在イラストで再現されるものは鳥のような頭で描かれることが多いんだ。これはかっこいいというより、かわいらしいイメージだね。
またジュラシックワールドのディモルフォドンは、実際のディモルフォドンよりも少し大きなサイズで登場するんだ。
飛行できる時間が長すぎる
そして映画ではディモルフォドンが飛んでいる姿が印象的だよね。これは実際よりも飛行能力が高くなっている設定で、滞空時間も想定されている時間より長いんだ。
ジュラシックパークシリーズの映画の特徴でもあるクローンという設定ならではのものだけど、かなり理想が入ったものになっているんだね。
じゃあ、実際にディモルフォドンはどのくらいの距離を飛んだんだろう?
本当はあまり飛べなかった説
最近では、ディモルフォドンはあまり空を飛べなかったという研究がされているよ。ディモルフォドンの体長は1メートルだけど、翼を広げても1.2メートルほど。
ディモルフォドンとだいたい同じくらいの翼の大きさを持っている鳥は、オオタカがいるよ。
オオタカの翼の大きさは1.1〜1.3メートル。翼はディモルフォドンくらいの大きさだけど、全長は50センチほどしかないんだ。そして体重も0.6〜1.4キロほどで、研究で分かっているディモルフォドンの大きさより小さくて軽いんだ。
現在の研究では、ディモルフォドンは短い飛行しかできなかったと断定されているんだ。翼の形を考えてもは補助的に使われていたものであって、鳥のように空を自由に飛び回ることはできなかったのではないかと考えられているよ。
そして空を飛ばないディモルフォドンの研究で論争になるのは、地上ではどのように移動していたかということ。
翼を前足として四足歩行で歩いていたという見方が広まっていたけど、後ろ足と尾を使った二足歩行で歩いていたと主張する人も現れたんだ。
現在ではコンピューターモデリングの解析で、四足歩行だということが再現されたんだよ。この議論はかなり白熱していたみたいだね。
まとめ:ディモルフォドンは少しだけ飛行できる爬虫類
以上、ディモルフォドンの体の大きさや名前の由来、実際の飛び方などを解説したよ。
ディモルフォドンは、きみの想像通りに飛んでいたかな? こうやって、どんなふうに動いていたのか考えるのもおもしろいよね。
- ディモルフォドンの体長は約1メートル、体重は約2キロ
- 翼を広げた大きさは1.2メートル
- 学名の意味は「ふたつの型の歯」
- 長距離を飛ぶことはできなかった
- 四足歩行で移動していたとされている