映画

ロストワールド(ジュラシックパーク2)は面白い?評価と感想について

今から23年も前に公開された映画であるけど、未だに色褪せないストーリーと迫力の映像が魅力の作品だよ。

今回はそのロストワールドの評価と感想について!

ロストワールドの評価について

さっそくロストワールドの評価について紹介していくね!

前作ジュラシックパークとしばしば比較される

世界的に大ヒットした前作ジュラシックパーク。

それから4年後、ジュラシックパークのサイトBを舞台にさらにパワーアップさせた続編の公開には期待の声が高まった。

だけど映画が公開された当時は、

  • 前作のほうが面白かった。
  • ヒロイン、サラの行動に非常にイライラする。
  • つまらない作品だ。

などと言う批判の声が多く上がったんだ。

だけど続編には酷評がつきもの。一方で、

  • 迫力ある映像は前作を越えた!
  • SF系アクション映画としては最高の出来栄え。
  • 制作サイドの恐竜への愛を感じ取れる。

という高評価も得ているんだ。

前作と比べて島の中だけでは収まらない展開、ティラノサウルスとの直接対決は特に子供たちには大好評!

単体で見ても楽しめる、見応えたっぷりの作品なんだよ。

パパ
パパ
アカデミー賞では視覚効果賞にノミネートされたんだよ!

原作と違ったストーリーに反応は様々

ロストワールドの原作は、マイケル・クライトンによる同名小説だよ。

実は映画と小説ではかなり違うところがあるんだ!

主人公は映画と同じく数学者のイアン・マルコム博士。

小説版ではメイン人物としてリチャード・レヴィンという古生物学者が登場している。

彼は映画版のサラよりも酷い自分勝手に描かれていて、レヴィンの行動のせいで仲間が恐竜に食べられる始末。

代わりにサラが理性的で、かつ男前の大活躍なんだ。

インジェン社のハンターたちは出てこない上、恐竜vs人間の対決するシーンは少なく、島から恐竜たちが出て行くこともない。

ストーリーの主軸にあるのが「サイトBに残された恐竜たちは独自の進化をするのか?観察して恐竜絶滅の謎を探ろう!」というもの。

映画はアクションシーン押しで制作されたことに対して、小説は恐竜の生態を追う冒険小説と言えるよ。

さて、こんなに違うところがあるわけだから原作ファンからは大バッシングだったそう。

だけど原作と映画の制作は同時進行であったし、原作者は「映画は小説とは別物」という考えだったからスピルバーグ監督に好きに作っていいよ!と伝えていたんだって。

ロストワールドは、原作や形にとらわれない超次元が体験できる作品になっているよ。

りゅういち
りゅういち
原作も読んでみたくなってきたな!

ロストワールドの感想について

次はロストワールドの感想を、見所を踏まえて紹介していくよ。

恐竜の生態が忠実に描かれていて凄い

ティラノサウルスがベースキャンプにやってくるシーン。鋭い嗅覚を存分に使って、ティラノサウルスの子供の血がついたシャツを見つけ出すんだ。

ティラノサウルスの嗅覚は恐竜の中で随一。特に血の臭いや仲間の臭いには敏感だったと考えられているよ。

臭いが風に乗って漂ってくれば遠く離れたところにいても敵や獲物を探しだせるんだ。

ラストシーンではその嗅覚を逆手取り、子供をおとりにしてティラノサウルスの父親を誘き出して捕まえることが出来たんだよね!

本作ではティラノサウルスをはじめとした数多くの恐竜が登場していて、その生態は忠実に再現されているんだよ。

そのために恐竜行動学の専門家が何人も撮影に協力しているよ。シリーズの中でも恐竜好きには見逃せない映画なんだ。

テーマ「親子愛」が奥深い

ロストワールドには前作と違った魅力があるんだ。

れはティラノサウルスの母性、父性を中心にストーリーが進行していくところ。

ティラノサウルスの母親は、怪我をして保護されていた我が子を取り返しにくるんだよね。

それまでは「ティラノサウルスは早い時期に子供を捨てる」と言われていたそう。その100年間信じられてきた定説を覆すこととなったわけなんだ。

獰猛な肉食恐竜なんだけど、彼らからは愛と絆をひしひしと感じるよね。

マルコムと娘ケリーの親子愛、ティラノサウルスの親子愛。

この二つが本作の中で同時に描かれていることによって、人間も恐竜も同じく感情をもった生き物、というメッセージが強く伝わってくる!

りゅうじ
りゅうじ
あんなに恐いティラノサウルスでも子供にしてみれば優しいお母さんとお父さんなんだね!

大都会サンディエゴとのコラボが圧巻

恐竜好きの子供なら誰しもが思い描く夢がある!それは以下のこと。

  • 恐竜が生きていたら良いのにな!
  • もし恐竜が街に実在したらどうなる?

本作ではその夢の先が描かれているよ!

結果は‥見てもらえば分かる通り、共存はどう考えても無理!!恐竜に支配される散々な世界になってしまうんだ。

プールは遊び場所ではなく水飲み場になってしまうし、一たび走り出せば道路や信号を破壊してしまうんだから。

大都会と恐竜のコラボレーションは圧巻!実際にいたら恐怖でしかないけど映画の中なら楽しめるね。

ママ
ママ
ティラノサウルスが市街を暴れ回るシーンは日本の怪獣映画「ゴジラ」のオマージュなんですって!

まとめ:ティラノサウルスの親子愛が見逃せない面白いストーリー!

今回はロストワールドの評価と感想について紹介してきたよ。

シリーズの中では2作目にあたる本作の魅力は伝わったかな?

まとめ
  • 前作ジュラシックパークと比較されがちだが、単体で見ても面白いストーリー
  • 原作の同名小説とはがらりと違っている内容
  • 恐竜の生態が忠実に描かれていて凄い
  • 親子愛がテーマになっている
  • 大都会サンディエゴで暴れ回るシーンが圧巻