恐竜

マイアサウラ恐竜の名前の意味と語源は?卵の温め方や子育ての仕方についても

子育て恐竜で知られているマイアサウラはみんな知ってるかな?

そんなマイアサウラだけど、実は産んだ卵を自分で温めていなかった言われているんだ!

今回はマイアサウラの子育てについて書いていくよ!

マイアサウラの3つの特徴

特徴1 子育てをしていた初めての恐竜!

初めて化石を見つけた時、一緒に巣と赤ちゃんの化石も見つかったんだ!これが恐竜の子育て研究のきっかけになったんだよ。

特徴2 群れで暮らす!

子どもから大人まで、たくさんのマイアサウラが一緒に生活していたんだよ。外敵から身を守り、エサを探してみんなで引っ越ししたとも言われているよ。

特徴3 おどろきの急成長!

産まれた時の大きさは、人と同じ50センチ。ところがわずか1〜2ヶ月で1.5メートル、2年で3メートルまで大きくなるんだ!

ママ
ママ
マイアサウラの仲間はカモノハシ竜とも呼ばれているのよ。
りゅういち
りゅういち
本当だ!アヒルみたいなくちばしだね!
おもしろ恐竜データ
 
ちから
こうげき
ぼうぎょ
すばやさ
かしこさ
からだ
名前の由来 やさしいお母さんトカゲ
分類 鳥脚亜目 ハドロサウルス科
時代 白亜紀後期
体の高さ 2〜5メートル
体の長さ 7〜9メートル
体重 5トン
食性 植物食
発掘地 アメリカ
りゅうじ
りゅうじ
マイアサウラって意外と大きいんだね!

名前の意味と語源:マイアサウルスではなくマイアサウラなのか?

マイアサウラの意味は「よいお母さんトカゲ」。

後半のサウラ、実は他の恐竜の名前に付く“サウルス”と同じ言葉でトカゲを表すんだ。例えばティラノサウルスは、暴君トカゲという意味だよね。

でもどうしてマイアサウラは「マイアサウルス」にならなかったんだろう?

それは前半のマイアに理由があるよ。マイアはギリシャ神話の女神マイアにちなんでいる。女神マイアは孤児を育てた優しいお母さんなんだ。

恐竜の学名はすべてラテン語。ラテン語のルールでは、同じトカゲという意味でもサウルスはオス、サウラがメスの名前だ。

たいていは◯◯サウルスになるんだけど、女神の名前を付けたことで「マイアサウラ」になったんだよ!

子育て恐竜のマイアサウラはなぜ自分で卵を温めないのか?

マイアサウラの巣が見つかったのは、アメリカのエッグマウンテン。

一つの巣は2メートルと大きい。土を高く盛り上げて真ん中をくぼませ、そこに卵を産むんだ。高さは90センチほどで、まるで小さな火山だ。

そんな巣が、大人のマイアサウラが通れるだけの隙間をあけて、たくさん集まっていた。ペンギンのように集まって子育てすることで、敵から赤ちゃんを守っていたんだ。

卵と言えば、親が抱いて温めるイメージだけど、マイアサウルスの体重は5トンもあるんだ。うっかり卵を潰してしまうと大変だ!

だから、草や葉っぱのような植物の上に卵を産んで、その植物が発酵分解するときに出す、発酵熱で卵を温めていたんだ!そして母親のマイアサウラが横で卵を見守ったんだよ。

産まれた直後のマイアサウラは歩けなかったから、卵がかえったあとも親は子どもを見守り、エサを運んでいたんだ。

化石の発見者:ジャック・ホーナーはすごい人

マイアサウラの発見者、ジャック・ホーナーは有名な古生物学者。今も活躍中だよ!

1978年ホーナーは友人のマケラとともに、マイアサウラを発見!恐竜の子育てをはじめて明らかにしたんだ。

それまでの「恐竜は子育てをしない、仲間と協力もしない、頭のよくない生き物」という思い込みをひっくり返したんだ。

学者として認められたホーナーは、映画「ジュラシック・パーク」シリーズのアドバイザーを勤めたんだ!主人公アラン・グラント博士のモデルにもなったんだよ。

今取り組んでいるのは「チキノサウルス・プロジェクト」ニワトリにねむる先祖のDNAを巻き戻し、恐竜を復活させる計画だ。博士によると10年以内には実現できるそうだよ!

パパ
パパ
実はホーナーさんは読字障害、字が読めない病気なんだ。子どもの頃はとても辛い思いをしたみたいだよ。
りゅういち
りゅういち
本が読めないからこそ、逆に気付けることがあったんだね!

まとめ:マイアサウラは植物の発酵熱で卵を温めていた恐竜

以上、マイアサウラについてでした!

マイアサウラの子育てについてわかったかな?

まとめ
  • マイアサウラは卵を自分で温めずに植物の発酵熱で温めていた!
  • ギリシャ神話の女神マイアに由来するので、オスのサウルスではなく、メスのサウラが使われている!
  • マイアサウラは群れて暮らしていた。
  • マイアサウラはたった2年で3メートルも成長する!
  • 有名な古生物学者ジャック・ホーナーによって発見された。