今回は恐竜の嗅覚ランキングTOP5を紹介するよ!
恐竜の嗅覚はどのくらい鋭いのかな?
本文で詳しく解説していくね。
もくじ
恐竜の嗅覚ランキングTOP5
さっそく恐竜の嗅覚ランキングを紹介していくね!
1位 ティラノサウルス
最も鋭い嗅覚をもっているのはティラノサウルスだよ!
白亜紀後期のカナダ、アメリカに生息していた獣脚類なんだ。
最強の肉食恐竜として広く知られているよね。その強さは身体の力だけではなく、鋭い嗅覚に支えられているんだ。
遠く離れたところにいても獲物の匂いを嗅ぎ分けられたよ!
2位 ギガノトサウルス
白亜紀後期のアルゼンチンに生息していた獣脚類だよ。
ティラノサウルスには負けるけど、かなりの嗅覚をもっていたよ。
そして嗅覚に加えて俊足でもあったんだ!一度、狙いをつけた獲物は逃さないよ。
3位 アロサウルス
ジュラ紀後期のアメリカ、ポルトガルに生息していた獣脚類だよ。
ティラノサウルスが現れる前の恐竜界で食物連鎖のトップに君臨していたんだ。
鋤鼻器(じょびき)と呼ばれる嗅覚を司る器官が発達していたんだ。
4位 ドロマエオサウルス
白亜紀後期のカナダ、アメリカに生息していた獣脚類だよ。小型で俊敏な恐竜なんだ。
視力、聴覚、そして嗅覚がバランス良く揃っていたよ。
ドロマエオサウルスの仲間は南極を除いて世界中に生息していたんだ。
5位 ケラトサウルス
ジュラ紀後期のアメリカ、ポルトガルに生息していた獣脚類だよ。
大脳と嗅覚がよく発達していたんだ。群れを作らずに単独のハンターだった説がある。
そのためにより嗅覚に頼った手法の狩りをしていたよ。
嗅覚が鋭い恐竜が多い種類は?
嗅覚が鋭い恐竜は圧倒的に肉食の獣脚類に多いんだ!その理由も合わせて解説するよ。
嗅球の大きさから嗅覚のレベルを推測
恐竜がどのくらいの嗅覚をもっていたか推測する方法があるんだ。
それは脳の入っていた頭骨を調べること。
脳自体は化石として残らないんだけど脳の中の嗅球(きゅうきゅう)という「嗅覚をコントロールする脳の器官」がどのくらいの大きさだったのか、骨の内側の凹みから分かるんだ。
その嗅球の大きさが身体に対して何パーセントあったかが重要!
パーセンテージが高ければ高いほど、鼻が利くというわけなんだ!
肉食の獣脚類は狩りのために嗅覚が発達した
1位のティラノサウルスはなんと70パーセントの嗅球をもつ!2位のギガノトサウルスは57パーセントだよ。
草食恐竜は30パーセント程度であったことと比べると、かなりの差があるね。
なぜこのように肉食の獣脚類は嗅覚が発達したんだろう?答えは彼らの食生活にあるんだ!
獲物を捕まえるためには目で見て探すだけでなく、匂いを嗅ぎ分けるんだ。草むらに潜む恐竜だって探し当てるんだよ。
簡単に見つけられる植物を食べている草食恐竜には必要のない機能でも、肉食恐竜にとっては生きるために重要な機能だったんだ。
ティラノサウルスの嗅覚はどのように役立っていた?
ティラノサウルスは恐竜界で最も鼻が利くんだ。その嗅覚をどんな風に役立てていたのか解説するね!
嗅覚頼りの狩り
最強の恐竜と名高いティラノサウルスでも弱点はあるんだ。それは足が遅いこと。
巨体ゆえに仕方ないかもしれないけどたったの時速20キロしか出せない。これは人間の走る速度よりも遅いんだ。
だから獲物を追いかけて捕まえるよりは、不意打ちを狙って仕留めるほうが得意だったかもしれない。
そこで役立つのが鋭い嗅覚なんだ。匂いを追ってひっそりと近づき、一気に襲いかかる!
つまり嗅覚が優れていなかったらティラノサウルスは獲物が捕まえられず飢え死にしてしまうよ。
スカベンジャー(腐肉食者)だった可能性も
まず、ティラノサウルスは獰猛なプレデター(捕食者)であると同時に、屍肉を食べるスカベンジャー(腐肉食者)であった可能性があるんだ。
サバンナの掃除屋の異名をもつハイエナのように、恐竜たちの生きていた時代でも死骸を食べる種は存在した。
ティラノサウルスがプレデターであったことは判明しているんだけど、スカベンジャーだったことは否定されていないんだ。
骨まで噛み砕く顎をもっているわけだし、生きた獲物だけでなく死骸も食べていたかもしれないね。
死骸を見つける手がかりは匂いだよ。流れでた血の匂いや、腐敗臭といった匂いがわずかでも風にのって漂ってくると、ティラノサウルスは敏感に感じとれたんだ。
まとめ:1番鋭い嗅覚をもっていたのはティラノサウルス!
今回は1番鋭い嗅覚ランキングを紹介してきたよ。
肉食恐竜にとって嗅覚は必要不可欠な武器の一つだったね!
- 嗅球の大きさから嗅覚のレベルを推測
- 嗅覚が鋭いのは肉食の獣脚類に多い
- 肉食の獣脚類は狩りのために嗅覚が発達した
- ティラノサウルスは嗅覚頼りの狩りをする
- ティラノサウルスはスカベンジャー(腐肉食者)だった可能性もある