スコミムスの正式な学名や意味は知っているかな?
同じスピノサウルス科のバリオニクスとの違いも何か気になるよね!
今回はそのスコミムスについて詳しく解説していくね!
もくじ
スコミムスの学名の意味は?
スコミムス(Suchomimus)と言う学名は、その顔や体のイメージから【ワニもどき】という意味で付けられたんだよ!
前後で分けるとスクスが「ワニ」、ミムスが「もどき」という意味だよ!
ワニの祖先だったのかな?
実はね、ワニの祖先ではないんだ。ワニの祖先は草食だったとされているんだよ。
魚を食べると分かった数少ない恐竜
スコミムスは、魚を食べていた恐竜として有名なスピノサウルスの仲間なんだ。
魚を食べるために進化した細いたくさんの歯と、狭く前に突き出した顎が、確かにワニのように見えるよね!
スコミムスとバリオニクスの違い
バリオニクス亜科と言われて見た目や体長など、よく似てるスコミムスとバリオニクスなんだけどどこが違うのかな?
住んでいた場所が違う
スコミムスの化石が見つかったのはアフリカのニジェールというところ。
バリオニクスはヨーロッパのイギリスで発見されたんだ!すごく遠い場所だよ!
歯の数と形、足の長さの差
スコミムスには、約130本の先が尖った真っ直ぐな歯があるよ。バリオニクスには約90本の歯があったんだ。
比べるとスコミムスのほうが手が長かったみたいなんだけど、これは手を水の中にいれて水をかき回して魚を探すためではないかと学者さんたちの中で考えられているんだよ。
かぎ爪はバリオニクスのほうが鋭く長い
バリオニクスの学名の意味は「重たい爪」なんだ。そう呼ばれるようにバリオニクスの爪は大きくてかなりするどい!前足の親指に30センチもの爪が付いていたんだ。
かぎ爪で有名なヴェロキラプトルですら約10センチのかぎ爪だったみたいだから、かなり大きいね。
スコミムスのかぎ爪はそんなに目立つものではなかったんだ。
歯については次の項目でもっと詳しく説明するね!
スコミムスの特徴について
スコミムスは白亜紀の前紀に生息していたよ。体長は9メートルから11メートルもあって大型の獣脚類なんだ
ワニもどきというには大分大きな恐竜だよね?
ワニはイリエワニだとするとオスで4メートルから5メートルだからね!
化石は水辺から見つかっている
化石は水辺だったところからしか見つかっていないから、魚食性だったのが分かったんだね!
多くの大型獣脚類と違うのは、口が細長くて顎が狭いところだよ。これはきっと魚を捕まえやすいように進化したんだね
半水生といって、魚を追うためにほとんどを水の中で生活していたみたいだよ
歯が特徴的
捕まえた魚を逃さないように細かい歯がたくさん付いているんだけど、その歯はカーブしていなくて真っ直ぐなんだ!
少しだけ後ろに傾くような形で生えていて、尖っている。だから一度捕まえたら離さないよ。強い歯だね。そのまま丸呑みして魚を食べてしまうんだ。
まとめ
以上、スコミムスについて紹介したよ!
バリオニクスとの違いは分かったかな?
- スコミムスの意味は、「ワニもどき」
- 魚を食べる獣脚類で、水辺で暮らしていた
- 真っ直ぐで奥に傾いた歯がたくさんある
- 手が長く、水の中で魚を探した
- バリオニクスと比べるとかぎ爪が短く鋭さはない