今回は恐竜のミイラ化石とは何なのか?、ミイラ化石が展示されている博物館と恐竜の種類について解説していくよ!
博物館で見る恐竜の展示物と言えば化石などの骨格標本がほとんどだけど、実はとても珍しい恐竜のミイラの化石があるのはみんな知ってるかな?
死骸が海底で埋もれたりすると稀にミイラ化した化石になることがあるんだ。
エドモントサウルスのミイラ化石は福井県立恐竜博物館で、ノドサウルス類のミイラ化石はカナダのロイヤル・ティレル古生物博物館で見られるんだよ!
詳しくは本文で紹介していくね!
もくじ
恐竜のミイラ化石とは?
普通、恐竜の化石は骨の状態で見つかるのが一般的なんだけれど、ごく稀にミイラ化した化石がみつかることがあるんだ。
死骸が海底で埋もれると稀にミイラ化した化石になる
ミイラ化した原因の1つとして、例えば川が氾濫して恐竜の死骸が海まで流されたとする。
その後、堆積物に埋もれたことによって運よくミイラ化したのでは?と考えられているよ。
ミイラ化石で研究がはかどる
普通の化石と違ってミイラ化石は、より生きていた時の状態が残っていることが多いんだ。
装甲や皮膚など、通常ならば死んだ後に腐って無くなってしまうしまう部分だね。
こういったものが残っていると、その恐竜の見た目やどのような動き方をしていたのかを知る手掛かりになるんだって。
エドモントサウルスのミイラ化石を福井県立恐竜博物館で見られる!
実は日本でも、とっても貴重な恐竜のミイラ化石を見ることができるんだよ!
アメリカとドイツにエドモントサウルスのミイラ化石が展示されている
なんとアメリカのワイオミング州でエドモントサウルスのミイラ化石が2体も見つかったんだ。
エドモントサウルスは白亜紀後期に生息していた植物食恐竜だよ。
エドモントサウルスは頭骨に出っ張った部分がなかったためトサカは無いと思われていたんだけど、研究の結果ニワトリの様な柔らかいトサカがあったのではと最近は考えられているんだ。
福井ではドイツのゼンケンベルク博物館のミイラ化石のレプリカが見られる
この2体のミイラ化石はニューヨークの自然史博物館に1体、ドイツのゼンケンベルク博物館に1体展示されていて、福井県立恐竜博物館にはドイツの方の化石のレプリカが展示されているよ。
見つかったエドモントサウルスのミイラ化石は皮膚の跡がきちんと残っていたんだって。
ノドサウルスのミイラ化石をカナダのロイヤル・ティレル古生物博物館で見られる!
2011年に専門家達を驚かせる、とんでもない化石が見つかったんだ。
それがノドサウルス類のミイラ化石だよ。
その化石が一体どれほど素晴らしいのかを紹介するね。
前代未聞!今にも動き出しそうなミイラ化石
ある日カナダのミレニアム鉱山で作業員がたまたま見つけたのが、装盾類の植物食恐竜であるノドサウルス類のミイラ化石なんだ。
見て分かるように顔の形まで分かる、まるで生きているかのような見た目の化石だよね。
これ程までに保存状態がいいものは滅多に無くて、とても貴重なんだって。
専門家が「鎧竜のロゼッタストーン」と例えた
このノドサウルス類のミイラ化石を専門家が「鎧竜のロゼッタストーン」と例えたんだ。
ロゼッタストーンとは古代エジプト語の神聖文字を解読する鍵となった石板のことで、これのおかげで多くのエジプト語の翻訳ができるようになったんだよ。
つまり、この化石が見つかったことによって鎧竜の研究が大幅に進むことを意味しているんだね。
実際皮膚だけでなく体内の内容物も残っているから貴重な化石なんだって。
ナショナルジオグラフィックでも特集されていたから知っていた人も多いかな?
このノドサウルス類のミイラ化石はカナダのアルバータ州にあるロイヤル・ティレル博物館で見ることができるよ。
アルバータ州といえばアルバートサウルスを始め、アルバータケラトプスなど多数の恐竜が見つかったまさに恐竜の聖地だよね!
まとめ:レアな恐竜のミイラ化石は福井県立恐竜博物館で見られる!
貴重なミイラ化石、恐竜の研究のためにも今後も発見されるといいね。
- 死骸が海底で埋もれたりすると稀にミイラ化した化石になることがある
- エドモントサウルスのミイラ化石は福井県立恐竜博物館で見られる
- ノドサウルス類のミイラ化石はカナダのロイヤル・ティレル古生物博物館で見られる
- ノドサウルス類のミイラ化石は保存状態が史上最高
- ミイラ化石は恐竜の生態を知る重要な鍵