ちから | |
---|---|
こうげき | |
ぼうぎょ | |
すばやさ | |
かしこさ | |
からだ |
名前の由来 | つながったトカゲ |
---|---|
分類 | 装盾類 |
時代 | 白亜紀後期(約7,000万年前) |
体の高さ | 1.8m |
体の長さ | 7~11m |
体重 | 4~7トン |
食性 | 植物食 |
発掘地 | アメリカ、カナダ |
もくじ
アンキロサウルスの3つの特徴
- どんなキバも通さないかたいよろい
- ハンマーのような強力なしっぽ
- 戦車のような巨体
特徴1 どんなキバも通さないかたいよろい
アンキロサウルスは、身を守るためにかたい骨のよろいで体じゅうをおおわれていたんだ。肉食恐竜も歯が立たなかっただろうね。
特徴2 ハンマーのような強力なしっぽ
防御だけでなく、攻撃もできるのがアンキロサウルスだ。しっぽの先に大きな骨のコブがあって、それを振り回し、敵に叩きつけていたんだよ。
特徴3 戦車のような巨体
よろい竜の仲間で一番からだが大きく、最大で11メートルもあったと言われているよ。車よりもずっと大きいね。かたいよろいにおおわれて歩く姿は大迫力!
しっぽは電柱を高速で振り回すくらいの威力?!
アンキロサウルスはしっぽのハンマーを、襲ってくる肉食恐竜に反撃するために使ったと考えられているよ。4本足でキバやツメを持たないアンキロサウルスにとって、このしっぽは最大の武器だったんだ。
しっぽのさきのコブはとても重くてかたく、30キロもある骨でできていた。それを振り回すとさらに威力が増しただろうね。
肉食恐竜の多くは二足歩行。つまり足へ攻撃された時のダメージは、四足歩行の恐竜よりも大きい。その足がアンキロサウルスの狙いだ。
ハンマーのようなしっぽの攻撃を食らったら、足の骨はひとたまりもない。大慌てで逃げ出すにちがいないよ。
戦車がすっぽり体の中に入るくらいの大きさ
アンキロサウルスは、背中をよろいのような骨におおわれているよろい竜の仲間のうちでは、もっとも大きかったんだ。
その大きさは7~11メートルほど。小型のバスぐらいのサイズだね。現代の地上最大の動物、ゾウなら2頭分の大きな体だったんだ。
また、よろいのような背中をささえ、しっぽを高速で振り回さすために、筋肉のついたがっしりとした体だったと考えられているよ。
アンキロサウルスの強いヨロイの秘密
アンキロサウルスのヨロイは、肉食恐竜のキバも通さない強さだけでなく、軽さや動きやすさも合わせもっていたんだよ。
亀のような一枚になったコウラとちがい、アンキロサウルスの背中のヨロイは、細かいウロコとトゲトゲのかたいコブがあわさってできていた。それにアルマジロのように背中が節になっていて、曲げ伸ばしができたんだ。
だから走ることができたと考えられているんだね。
それにヨロイの中には細かい穴が空いていて、見た目は大きいけどとても軽かったんだよ。
2013年に発表された研究によると自分の骨を溶かして、ヨロイの材料にしていたみたいなんだ!
まとめ|30キロの骨のしっぽで肉食恐竜に反撃した
以上、アンキロサウルスでした!
自分からは攻撃しないアンキロサウルスだけど、かたいヨロイと強力なしっぽで自分を守ったんだね!
- ハンマーのように重たいしっぽの攻撃は威力大!
- ゾウ2頭分の巨体はよろい竜の中では最大
- かたいヨロイは肉食恐竜のキバも通さない
- 自分の骨を溶かしてヨロイにしていた
- かたいヨロイだけど軽くて動きやすかった