今回はディロフォサウルスの化石や学名の意味と、体長や体重などの大きさについて解説していくよ!
ディロフォサウルスはアメリカと中国で化石が発見され、ジュラ紀前期に生息していた獣脚類の恐竜なんだ。
名前の意味は「2つのトサカがあるトカゲ」で、体長約6~7メートル、体重約450キログラムと考えられているよ。
体の特徴など詳しくは本文で解説していくね!
もくじ
ディロフォサウルスの化石について
ディロフォサウルスはジュラ紀前期に生息していた肉食恐竜なんだ。
主にアメリカと中国で化石が発見される
ディロフォサウルスの化石は1942年アメリカのアリゾナ州で発見されたんだ。
後に中国でもよく似た化石が発見されて、恐らくこれもディロフォサウルスだと考えられているんだ。
他にもヨーロッパでディロフォサウルスの足跡と思われる化石も見つかっていることから、恐らく幅広い地域に生息していたと言われているよ。
頭の2枚のトサカが特徴
ディロフォサウルスの頭骨には対になった2枚のトサカ状の物がついているんだ。
このトサカはとても薄くてもろいためただの飾りだという説や、構造上このトサカには空気を入れられるので膨らまして仲間とのコミュニケーションや威嚇などに使われていたという説など、様々な意見があるんだって。
頭骨にスピノサウルス科に似た特徴をもつ
頭骨にはトサカの他にも特徴があって、上あご部分が細長く、くびれたようになっているんだ。
また歯もティラノサウルスなどの他の獣脚類と違って、曲がったりせずに真っ直ぐ生えている。
こういった特徴がスピノサウルス科の恐竜とよく似ているんだって。
だからスピノサウルスのように魚を食べていたのでは?と言われているよ。
ただ口や体内からそれを裏付ける証拠が見つかっていないからあくまでも推測なんだ。
ディロフォサウルスの学名の意味について
次はディロフォサウルスの学名の意味について説明していくね。
「2つのトサカがあるトカゲ」という意味
ディロフォサウルスの学名は「2つのトサカがあるトカゲ」という意味なんだって。
その名の通り、頭骨の対になっているトサカが由来なんだね。
ディロフォサウルスの名前は映画で広く知られるようになった
ディロフォサウルスは映画「ジュラシック・パーク」に出てきたからとても有名になったんだ。
でも映画のようなエリ飾りや毒を吐く特徴は今のところ確証がないから、あれは製作者の想像なんだって。
ディロフォサウルスの体長や体重などの大きさは?
最後に大きさについて解説していくよ。
体長約6~7メートル、体重約450キログラムと推定
ディロフォサウルスは体長約6~7メートル、体重役450キログラムとティラノサウルスの体長約13メートルに比べたら小さめ。
でもディロフォサウルスはティラノサウルスがいた恐竜全盛期の白亜紀と違い、生きていたのはジュラ紀前期頃。
この時期の獣脚類としては大型の方だったんだって。
映画「ジュラシック・パーク」ではかなり小型に描かれている
さっきお話した「ジュラシック・パーク」で出てくるディロフォサウルスは、人間より小さいサイズに設定されているんだ。
車の助手席にに乗り込んでいたシーンがあったけど、実際は7メートル近くあるから車に乗るなんて不可能だね。
まとめ:アメリカなどで化石が発見された「2つのトサカがあるトカゲ」という意味の学名のジュラ紀では大型の恐竜
以上がディロフォサウルスの化石や学名の意味、体長及び体重などについてのお話だよ。
ディロフォサウルスは映画「ジュラシック・ワールド」でもホログラムとして出てきているんだけど知っているかな?
- 1942年にアメリカで、その後中国でも化石が発見される
- 頭骨にある対になっている2枚のトサカが特徴
- 名前の意味は「2つのトサカがあるトカゲ」
- 体長約6~7メートル、体重約450キログラムと推測される
- 映画に出てくる「小型・エリ飾り・毒を吐く」という特徴はあくまで想像