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からだ |
名前の由来 | イグアナの歯 |
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分類 | 鳥脚類 |
時代 | 白亜紀前期(約1億4,000万年前~9,700万年前) |
体の高さ | 2~3m |
体の長さ | 6~10m |
体重 | 4~5トン |
食性 | 植物食 |
発掘地 | ヨーロッパ、アメリカ、モンゴル |
もくじ
イグアノドンの3つの特徴
- 恐竜研究はここからはじまる!
- 大きなツメは武器なのか?!
- とり?うま?クチバシとたくさんの歯!
特徴1 恐竜研究はここからはじまる!
イグアノドンは、まだ「きょうりゅう」ということばができる前に、発掘されたんだ。ここから今もつづく恐竜の研究が始まったんだよ!
特徴2 大きなツメは武器なのか?!
イグアノドンの最大の特徴は、前足の親指にある大きなツメだ。なんのために大きなツメがついていたのか、それは謎につつまれているよ。きみも考えてみよう!
特徴3 とり?うま?クチバシとたくさんの歯!
イグアノドンは長い顔で、クチバシがあったんだ。このクチバシで草や葉っぱをかみきっていたんだよ。さらに歯も多く、よくかんで食事していたようだ。
恐竜の研究のはじまり
今からおよそ200年前に、イギリスで恐竜の歯の化石が発見された。それがイグアノドンだ。
そのころはまだ大昔に恐竜がいたことは、知られていなかった。だから、これは歴史的な大発見だったんだね。
初めに歯の化石を発見したのは、マンテルというお医者さん。彼は大昔の生物が大好きで、その日も工事現場の地面を観察していて歯の化石を見つけたそうだよ。
彼はいろんな動物の歯を調べて、その化石の歯がイグアナにそっくりだと気づいた。そして「イグアナの歯」という意味の「イグアノドン」という名前をつけたんだ。
イグアノドンは前足のツメをなににつかっていたのか?
イグアノドンの前足の親指には大きなつめがあった。さらにパーティの帽子みたいに三角でとがっていた。だからはじめはツノだと考えられていたんだ。
そのあと全身の骨格が発見され、その鋭い骨は親指についていたことがわかったんだ。このとがった長い親指で、肉食恐竜から身も守っていたとも、エサの草をにぎって食べたとも言われているよ。
イグアノドンの手は、親指がするどいツメ、小指は曲げられる器用な指、その他の3本はひづめのようだったそうだ。さぁきみはなににどんな使い方をしたと思う?
イグアノドンはカンガルーみたいに2本足で直立していたと考えられていた
全身の骨格が発見される前、イグアノドンはサイのようなツノがあり、4本足であるくと考えられていた。
しかしベルギーの山でたくさんの全身骨格が見つかり、カンガルーのように起きあがって、しっぽで体をささえながら二本足で歩くと、学説が変わったんだ。まるでゴジラだね。
しかし100年ほど研究をつづけた結果、イグアノドンは四足歩行と二足歩行、どちらも使っていたと今では言われているんだ。
足跡の化石にしっぽを引きずったあとがないこと、前足の一部がひづめのようになっていることが、その理由だよ。