ちから | |
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こうげき | |
ぼうぎょ | |
すばやさ | |
かしこさ | |
からだ |
名前の由来 | とっきトカゲ |
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分類 | 獣脚類 |
時代 | 白亜紀後期(約6,800万年前~6,500万年前) |
体の高さ | 4~5.5m |
体の長さ | 10~17m |
体重 | 12~20トン |
食性 | 肉食(魚) |
発掘地 | 北アフリカ |
もくじ
スピノサウルスの3つの特徴
- 陸に住む最大の肉食恐竜
- 背中にある大きなヒレ
- 魚が主食で海岸のような水辺に住んでいた
特徴1 陸に住む最大の肉食恐竜
スピノサウルスは最大で全長17mもあったと言われていて、ティラノサウルスと比べてもスピノサウルスの方が大きいんだ。実は獣脚類の中でも最大の肉食恐竜なんだよ。
特徴2 背中にある大きなヒレ
背中にある船の帆のように大きなヒレ。大きさは最大で1.8mもあったと言われているんだ。このヒレによって体温調節をしていたとも言われているんだよ。
特徴3 魚が主食で海岸のような水辺に住んでいた
スピノサウルスはワニのように水辺で生活をしていて、サメやシーラカンスなどの魚を主食としていたと考えられているんだよ。2014年のシカゴ大学の研究では、陸上よりも水中での生活に適応していたんじゃないか、とも言われているんだ。
本当にティラノサウルスに勝てるのか!?
スピノサウルスとティラノサウルスが生きていた時代や場所が違うので、本当にどちらが強かったかを決めるのは難しいといわれているんだ。
もし水辺でスピノサウルスとティラノサウルスが遭遇したら。
ワニを考えるとイメージしやすいかもしれないね。水を飲みにきたティラノサウルスを水中からこっそり近づくスピノサウルスが襲いかかります。
不意をつかれたティラノサウルスも必死に応戦しますが、ぬかるんだ足元ではなかなか相手に噛みつくことができません。
陸上での戦いでは最強のティラノサウルスも水中に引きづりこまれては、力を発揮できずに、そのまま水中でスピノサウルスの餌食になってしまうでしょう。
スピノサウルスが食べていたのは魚だけではありません。陸上にあがって草食恐竜なども捕食していました。
スピノサウルが陸上で食事をしているところに、お腹を空かせたティラノサウルスがそっと近づいてきました。
餌に夢中になっているスピノサウルはそのことに全く気づきません。陸上での戦いを得意とするティラノサウルスはスピノサウルスに奇襲攻撃をしかけます。
スピノサウルスは必死に抵抗しますが、やはり最強のティラノサウルスにはかないません。
スピノサウルスの方が体が大きいことから、スピノサウルスの方が強いんじゃないかという考えもたくさんあるんだ。
自然界では体の大きさというのはそれだけ重要なんだね。
でも、ティラノサウルスの方がパワーや攻撃力が上回っていること、スピノサウルスは背中のヒレが邪魔して動きにくいことから、ティラノサウルスが強いという考えもあるんだよ。
泳ぎが得意だったスピノサウルス
新たに見つかった化石から、スピノサウルスの構造をくわしく調べたところ、水中の生活に適していることがだんだんわかってきだんだ。
例えば、鼻の穴はあごの上の方についていて、水中にいるときでも、呼吸ができたりするんだよ。
そして後ろあしにはなんと、水かきがあったと考えられていて、もしかしたら泳いでいたのかもしれない、とも考えられているんだ。
子育ては水中?それとも陸上?
スピノサウルスは他の陸上恐竜に比べると、水中での生活が得意だったと考えられているため、どうやって子供を育てていたかも気になるよね。
水中で獲物を捕らえるのが得意なスピノサウルスだけど、ワニのように水中で生活する爬虫類と同じように、卵は陸上で産んでいたと考えられているんだ。
陸上の恐竜と比べると、水中の生活は得意ですが、やはり水中の肉食生物にはかなわない。
そのためスピノサウルスの巣も陸上に作られ、そこで子育てしていたと考えられているんだよ。
まとめ|水辺ではスピノサウルスが最強
以上、スピノサウルスについてでした!
最大の肉食恐竜のスピノサウルス。戦う場所によってはティラノサウルスよりも強かったのかもしれないね!
- 水辺ではティラノサウルスよりも強い!
- 全長17メートルもある最大の肉食恐竜
- 泳ぎが得意だった可能性が高い
- 背中にある大きなヒレで体温調節をしていた
- 泳ぎは得意だけど子育ては陸上