恐竜

アクロカントサウルスの体長や体重などの大きさは?学名の意味や骨格の特徴についても解説!

今回はアクロカントサウルスの体長や体重などの大きさと、学名の意味や骨格の特徴について詳しく解説していくよ!

体長12〜13メートル、体重は5〜6トン。時代は違うけどティラノサウルスと同じくらいの大きさだね!

正式な学名は、アクロカントサウルス・アトケンシス。「アトカのとても高いトゲのあるトカゲ」という意味だよ。

骨格の特徴は、アロサウスに似た頭蓋骨と長い尻尾、短い前足がアクロカントサウルスの特徴なんだ!

白亜紀前期最大級の恐竜ともいわれるアクロカントサウルス、いったいどんな恐竜だったんだろう?

詳しくは本文で解説していくね!

アクロカントサウルスの体長や体重などの大きさは?

アクロカントサウルスは、白亜紀前期の恐竜だよ。当時の生き物としては最大級の大きさの体を持っていて、頂点捕食者だったと考えられているんだ。

体長12〜13メートル、体重は5〜6トン

体長12〜13メートル。体重は推定で5〜6トンもあるといわれているんだよ。生息していた時期は違うけれど、白亜紀後期に生息していたティラノサウルスと同じくらいの大きさなんだ。

体高は3メートル

体高は3メートルにもなるんだ。これは建物の1階には収まらないほどの大きさだよ。かなり大きかったことがわかるね。

りゅういち
りゅういち
この大きさまで育つには、どのくらいの時間がかかるの?
パパ
パパ
大人のアロカントサウルスになるまで、18〜24年かかるといわれているよ。

アクロカントサウルスの学名の意味について

次にアクロカントサウルスの学名の意味について説明するね!

正式な学名は、アクロカントサウルス・アトケンシス

正式な学名は、アクロカントサウルス・アトケンシス。

「アトケンシス」は「アトカ産の」と言う意味だよ。1940年代初頭にアメリカ、オクラホマ州のアトカ群で発見されて、それが名前にもついているというわけなんだ。

「とても高いトゲのあるトカゲ」という意味

「アクロカントサウルス」の由来はギリシア語で、
ἄκρος / akros=極めて高い
ἀκανθο / akantho=トゲ・背骨
σαῦρος / sauros=トカゲ

つまり「とても高いトゲのあるトカゲ」という意味なんだよ。

名前の由来にもなっているトゲ。アクロカントサウルスの化石を見ると、首から尾にかけて、高いトゲがずらっと並んでいることがわかるよね。

トゲの部分には筋肉が付着していたこともあり、トゲは体の内側にあったのではないかと考えられているよ。

このトゲはどんな役割を持っていたのか、詳しいことはわかっていないんだよ。コミュニケーションのために使っていたとする説もあれば、体温調節のためにあったという説もあるんだ。

骨格の特徴について

アクロカントサウルス、背中のトゲのほかに、どんな特徴があるんだろう?

アクロカントサウルスはカルカロドントサウルス科なのか、アロサウルス科なのか長年議論が続いていたけれど、近年はカルカロドンサウルス科だという意見が優勢だよ。

アロサウルスに似た頭蓋骨

でも基本的な骨格は、アロサウルス科のほかの恐竜と近いものがあるんだ。頭蓋骨もアロサウルス科の特徴を持っていて、長い・狭い・低い形だね。

そして、長い尾を持っていることもわかるよね。どうしてこんなに長いんだろう?

バランスを取るための長い尻尾

他の二足歩行の恐竜と同じように、アクロカントサウルスには前足の足跡の化石が見つかっていないんだ。だから、四足歩行ではなく二足歩行であるいていたことがわかるね。

尾を長くすることで、頭とのバランスをとっていたと考えられているよ。大きな頭を持っていても、長い尾のおかげでバランスを崩さずに二足歩行できるというわけなんだね。

噛み付いた獲物を体に寄せるための短い前足

二足歩行だったなら、前足はどんなふうに使っていたんだろう?

研究によると、人間の肩のように全方向に動かすことはできないんだ。そして曲げた前足を完全に伸ばし切ることもできないみたいなんだ。このことから、獲物を捕まえるために使っていたとは考えにくいんだよ。

アクロカントサウルスは腕を前に伸ばすことはできないけれど、自分の体に強い力で引き寄せることはできるんだ。だから口で噛みついた獲物を、しっかりと体に寄せるために前足を使っていたのではないかと考えられているよ。

りゅうじ
りゅうじ
短くて小さい前足だけど、器用に使っていたんだね!
ママ
ママ
爪もついていたから、獲物を引き裂くこともできたかもしれないんだ。前足の使い方については、様々な可能性が考えられているよ。

ジュラシックワールドに登場している?

アクロカントサウルスは映画『ジュラシックワールド』に登場しているのかな?

映画には登場していない

アクロカントサウルスは、ジュラシックワールドの映画本編には登場していないんだ。

ゲームには登場している

でも、ゲーム『ジュラシックワールド・エボリューション』には、2019年から追加キャラクターとして登場しているよ。もちろんほかの恐竜と同じように、3Dのアニメーションで形や動きが再現されているんだ。

アクロカントサウルスはまだまだ知名度の低い恐竜で、本に載っていないことも多いんだ。これから有名になって情報が増えていくといいよね。

まとめ:アクロカントサウルスは白亜紀前期最大級のトゲトゲ恐竜

以上、アクロカントサウルスの大きさや体重、骨格について解説したよ。

日本では知名度の低い恐竜だけど、体に色々な不思議があっておもしろいよね!

まとめ
  • アクロカントサウルスの体長は12〜13メートル、体重は5〜6トン
  • 学名の意味は「高いトゲのあるトカゲ」
  • アクロカントサウルスのトゲは皮膚の内側にあった
  • 長い尾でバランスを取りながら二足歩行していた
  • 前足は獲物を保持するために使ったと考えられる