恐竜

デイノケイルスは肉食か草食か?学名の意味や長い手などの特徴についても解説!

最近注目されているデイノケイルスはみんな知ってるかな?

デイノケイルスは長い2本の腕を持った珍しい恐竜なんだよ!

最近まではその腕の化石しか見つかっていなかったんだけど、ようやく他の部分の化石も出てきたため、少しずつ謎が解明されてきているんだ!

そんなデイノケイルスは肉食だったのか?それとも草食だったのか?学名の意味や二本の長い腕などの特徴について詳しく解説していくね!

デイノケイルスの3つの特徴

姿:2.4メートルの腕と鋭いかぎ爪!

初めに発見されたのが長い2本の腕と爪。腕には羽があって翼のようだったんだ。爪は30センチもあったんだよ!

食べ物:草食と魚肉食を合わせた雑食性!

体の化石の中から、草を消化するための胃石や魚の骨が見つかっているよ!歯がなかったから、魚以外の肉は食べなかったと考えられているんだ。

りゅういち
りゅういち
きっと魚を丸飲みして食べていたんだろうね!

分類:分類に革命を起こすニュータイプ!

ダチョウに似た小型の肉食恐竜の仲間。でも巨大!穴だらけの骨で軽くした体を、すばやく走ることではなく、大型化に活かしたんだ。

デイノケイルスの基本データ
 
学名の意味 おそろしい手
分類 竜盤目 獣脚亜目 オルニトミモサウルス類
時代 白亜紀前期
体の高さ 4メートル
体の長さ 10〜12メートル
体重 6トン
食べ物 雑食
発掘地 モンゴル

デイノケイルスは肉食と草食どちらなのか?

最近まで、デイノケイルスの手がかりは腕の化石しかなかった。刀のようなかぎ爪から、二足歩行の大きな肉食恐竜だと思われていたんだよ。

でも2006年にゴビ砂漠で始まった発掘調査で、ついに新しい化石を発見。最初に見つかった化石と合わせると、ほとんど全身の化石がそろったんだ。

歯が全く無く、胃石も見つかっている

見つかった頭の骨はまったく歯がなく、草食のカモノハシ竜によく似ていた。さらにお腹のあたりからは、たくさんの石が出てきたんだ。

石は草を消化するためにワザと飲み込む「胃石」だよ。さらに胴体が太めなことから、消化に時間がかかる草を食べていた可能性が高い。

りゅうじ
りゅうじ
石を飲み込んでお腹が痛くならないのかな?

お腹の中から魚の骨とウロコが見つかった

しかしお腹からは魚の骨とウロコも見つかっている。それに足がぬかるんだところを歩きやすい形をしているんだ。

草食と魚肉食を合わせた雑食性

このことからデイノケイルスはただの肉食ではなく、植物を多く食べ、時には魚も食べる雑食性と考えられるよ!

ちなみに背中には帆があり、これは魚肉食のスピノサウルスに似ている特徴だ!

デイノケイルスの学名の意味について

1965年にゴビ砂漠で発見された2本の長い腕の化石。当時見つかったのは、2本の腕だけ。だからとてもミステリアスな恐竜だったんだ。

正式な学名は「デイノケイルス・ミリフィクス」

指が3本だったことから、考えられたのは新しいタイプの肉食恐竜。しかも2.4メートルの腕に、30センチの長いツメ。

ミニショベルのアームと変わらない大きさだね。そこで、研究者が驚きを感じながら考えた名前が「デイノケイルス・ミリフィクス」だ。

デイノケイルスは「恐ろしい手」という意味

最初は謎めいた巨大な2本の腕の化石しか見つからなかった。その2本の腕は2.4メートルもあることから「恐ろしい手」という意味がつけられたんだ。

ミリフィクスは「普通じゃない / なみはずれた」という意味

ミリフィクスは「普通じゃない/なみはずれた」という意味だよ。

その後の発掘調査により、デイノケイルスはただの肉食恐竜でないことが明らかに。それでもテリジノサウルスに次ぐ長い腕と爪が、デイノケイルスの大きな特徴であることに変わりはないね。

パパ
パパ
最初に見つかったのは長い腕だけだったからかなり謎めいた化石だったんだよ!

デイノケイルスは2.4メートルもの手を何に使ったのか?

長い腕と爪は、一見獲物を狩る武器になりそうだけど、意外とそうでもないんだ。現代のアリクイやナマケモノも武器には使っていないからね。デイノケイルスも例外ではないよ。

植物を集める道具として使っていた

初めは狩りをイメージさせる長い腕と爪も、実際は木の皮をはがしたり、葉っぱをよせ集めるのに最もよく使われていたみたいなんだ。

魚を獲るために使っていた

他には魚を獲るときにも役に立ったと考えられるよ。ティラノサウルスみたいな短い腕じゃ魚は獲れないからね。

時には武器として使うことも

腕の骨そのものは、あまり強くなかったけど、時には武器として使うこともあったんだ。それは敵に襲われた時。

デイノケイルスの骨からはタルボサウルスの歯型が見つかっているよ。きっとタルボサウルスに襲われた時には長い腕で防ぎながら、するどい爪で反撃しただろうね!

ママ
ママ
武器ではなく道具として爪を上手に使っていたんだね!

まとめ:デイノケイルスは草食と魚肉食で長い手を持った変わった恐竜

以上、デイノケイルスについてでした!

デイノケイルスについて初めて知ったことも多いんじゃないかな?

新しいことがどんどん分かるかもしれないから注目していてね!

まとめ
  • 草食と魚肉食の雑食性だった
  • 学名は「デイノケイルス・ミリフィクス」
  • デイノケイルスは「恐ろしい手」という意味
  • ミリフィクスは「普通じゃない / なみはずれた」という意味
  • 手は植物を集めたり、魚を獲ることに使っていた